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「彼はジョーダンではない!」レブロン主演の“名作映画”の続編をNBAジャーナリストが一刀両断<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2021.06.16

公開前から批判を浴びたレブロン主演の『スペース・プレーヤーズ』。大成功を収め、酷評したジャーナリストを見返せるか。(C)Getty Images

 今季のレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)は、フェニックス・サンズとのプレーオフ1回戦に2勝4敗で敗れ、一足早くオフシーズンに突入した。ただ、今夏の"キング"にはまだ大きな仕事が残っている。

 1990年代にマイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)が主演を務めたバスケットボール映画『スペース・ジャム』の続編『スペース・プレーヤーズ(原題:Space Jam: A New Legacy)』が今年の夏に上映され、その主役をレブロンが演じるのだ。

 サンズとの第6戦終了後、つまりシリーズ敗退が決まった後の会見で、今夏の東京五輪への参加について聞かれたレブロンは「オリンピックではなく"Tune Squad(映画でレブロンが所属するチーム)"でプレーするつもりだ。サンズとの戦いでは満足する結果を得られなかったから、"Goon Squad(映画でレブロンが戦う相手チーム)"との試合に集中するよ」とコメント。ジョークを飛ばしつつ東京五輪への不参加を示唆したことから、映画のマーケティングに注力する予定なのだろう。
 
『スペース・プレーヤーズ』はレブロンのほかにも、同僚のアンソニー・デイビスや親友クリス・ポール(サンズ)など、多くのスター選手が登場するため、公開されれば大勢のNBAファンがスクリーンに足を運ぶに違いない。

 その一方で、バスケットボール好きのなかにもさほど興味を示さない人がいるのも事実だ。例えば、米メディア『ESPN』のNBAジャーナリストのボマニ・ジョーンズ氏は、この映画に関心が持てないことを、辛辣な言葉で語っていた。

「こんな映画に興味があるとでも? そもそも原作の『スペース・ジャム』だって別に名作だとは思っていなかったよ。(前作公開時は)今回のように人々が『スペース・ジャム』に愛着を持っていただろうか。それに、レブロン・ジェームズはマイケル・ジョーダンではない。これじゃ自分で自分を失望させるお膳立てをしているようだよ」

 公開前から厳しい意見に晒されたレブロンだが、はたして『スペース・プレーヤーズ』を成功に導くことができるのか。映画は7月16日(日本時間17日)から、日本でも8月から上映される予定だ。

構成●ダンクシュート編集部

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