ブルックリン・ネッツとボストン・セルティックスのイースタン・カンファレンス・ブレ―オフ1回戦第4戦。この試合の終了直後、ネッツのカイリー・アービングがコート中央にあるセルティックスのロゴを踏みにじった事件は、“リスペクトに欠ける行為”として、ケビン・ガーネットやケンドリック・パーキンス、グレン・デイビスといったセルティックスOBから大きな批判を浴びた。
ただ、『The Athletic』のジャレッド・ワイス記者によれば、現在セルティックスに所属する現役選手たちは、この騒動をさほど気にしてなかったのだという。同記者は「セルティックスの複数の関係者は、アービングがセルティックスのロゴを踏みつけたにもかかわらず、そのことに無関心だった現役選手たちに対し、組織への誇りを示していないと感じている」と報じた。
セルティックスという組織は、NBA全30チームのなかでも最も歴史と伝統があり、それを重んじる球団だ。リーグの前身であるBAAが発足した1946-47シーズンから存在し、優勝回数はロサンゼルス・レイカーズと並び最多の17回。グリーンのジャージーに一度でも袖を通し“セルティック”となった選手は、チームに対していかなる無礼も許されないというカルチャーも存在するくらいだ。
ただ、今の若い世代の選手にとっては、そういった“伝統”のようなものはあまり響かないのかもしれない。これまでセルティックスというフランチャイズが数十年にわたって築き上げてきたアイデンティティは、今や失われつつあると言っていい。
もし今のセルティックスのロッカールームに、ガーネットやポール・ピアースといった“セルティック”であることに誇りと情熱を持った選手がいれば、来季以降のセルティックス対ネッツの試合は、両軍のプライドが激しくぶつかり合う大激戦となっただろう。しかし、現役選手たちが今回の件にさほど因縁を感じていないのであれば、“ただのレギュラーシーズンの1試合”として消化されるにとどまりそうだ。
構成●ダンクシュート編集部
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ただ、『The Athletic』のジャレッド・ワイス記者によれば、現在セルティックスに所属する現役選手たちは、この騒動をさほど気にしてなかったのだという。同記者は「セルティックスの複数の関係者は、アービングがセルティックスのロゴを踏みつけたにもかかわらず、そのことに無関心だった現役選手たちに対し、組織への誇りを示していないと感じている」と報じた。
セルティックスという組織は、NBA全30チームのなかでも最も歴史と伝統があり、それを重んじる球団だ。リーグの前身であるBAAが発足した1946-47シーズンから存在し、優勝回数はロサンゼルス・レイカーズと並び最多の17回。グリーンのジャージーに一度でも袖を通し“セルティック”となった選手は、チームに対していかなる無礼も許されないというカルチャーも存在するくらいだ。
ただ、今の若い世代の選手にとっては、そういった“伝統”のようなものはあまり響かないのかもしれない。これまでセルティックスというフランチャイズが数十年にわたって築き上げてきたアイデンティティは、今や失われつつあると言っていい。
もし今のセルティックスのロッカールームに、ガーネットやポール・ピアースといった“セルティック”であることに誇りと情熱を持った選手がいれば、来季以降のセルティックス対ネッツの試合は、両軍のプライドが激しくぶつかり合う大激戦となっただろう。しかし、現役選手たちが今回の件にさほど因縁を感じていないのであれば、“ただのレギュラーシーズンの1試合”として消化されるにとどまりそうだ。
構成●ダンクシュート編集部
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