ミルウォーキー・バックスとの死闘の末、イースタン・カンファレンス準決勝で敗れ去ったブルックリン・ネッツ。今季の優勝候補筆頭だっただけに“期待外れ”感もあるが、敗因はカイリー・アービング、ジェームズ・ハーデンが相次いで故障に見舞われたためであり、その穴を埋めるべく獅子奮迅の活躍を見せたケビン・デュラントには、むしろ賞賛の声が多く挙がっていた。
デュラントはバックスとのシリーズで平均35.4点、10.6リバウンド、5.4アシスト、1.6スティール、1.1ブロックと攻守両面でハイパフォーマンスを披露。なかでも第5戦は49得点、17リバウンド、10アシストをあげ接戦を制する原動力となったほか、最終戦でも敗れはしたものの48得点を叩き出しており、実力で言えば今や史上最高クラスのプレーヤーと言っても差し支えないだろう。
ただ、レジェンドOBのスコッティ・ピッペンの意見は違うようだ。マイケル・ジョーダンの右腕としてシカゴ・ブルズの6度の優勝に貢献したピッペンは、アメリカ版『Yahoo! Sports』のインタビューでデュラントとレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)の比較論について言及。デュラントはレブロンと「同じレベルにはまだいない」とし、その理由をこう語った。
「彼はバックスとのシリーズ前から偉大な選手だった。ただ、『KD(デュラント)はレブロンを超えたか』という話がよく挙がるが、レブロンを超えるのは個人の力だけでは難しいだろうね。レブロンは完璧なチームプレーヤーなんだ。チームとして勝つことをとてもよく理解している。KDがそのレベルに達しているかって? 現に、彼はバックスに負けてシーズンを終えているよ」
続けてインタビュアーから「KDは2回優勝して、2回ファイナルMVPを取っているのに?」との問いには、こう答えた。
「確かにそうだ。でも『レブロンを超えた』というには、まだチームを率いるということについて学ぶ必要があると私は思うね」
チームとして勝てるかどうかという部分に、レブロンとデュラントの差があると語ったピッペン。故障から復活したアービング&ハーデンとともに、ネッツを来季こそリーグ制覇に導くことができれば、ピッペンもデュラントを「レブロンと同じ土俵に立った」と認めることだろう。
構成●ダンクシュート編集部
【PHOTO】”天才スコアラー”ケビン・デュラントの厳選ショット!
デュラントはバックスとのシリーズで平均35.4点、10.6リバウンド、5.4アシスト、1.6スティール、1.1ブロックと攻守両面でハイパフォーマンスを披露。なかでも第5戦は49得点、17リバウンド、10アシストをあげ接戦を制する原動力となったほか、最終戦でも敗れはしたものの48得点を叩き出しており、実力で言えば今や史上最高クラスのプレーヤーと言っても差し支えないだろう。
ただ、レジェンドOBのスコッティ・ピッペンの意見は違うようだ。マイケル・ジョーダンの右腕としてシカゴ・ブルズの6度の優勝に貢献したピッペンは、アメリカ版『Yahoo! Sports』のインタビューでデュラントとレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)の比較論について言及。デュラントはレブロンと「同じレベルにはまだいない」とし、その理由をこう語った。
「彼はバックスとのシリーズ前から偉大な選手だった。ただ、『KD(デュラント)はレブロンを超えたか』という話がよく挙がるが、レブロンを超えるのは個人の力だけでは難しいだろうね。レブロンは完璧なチームプレーヤーなんだ。チームとして勝つことをとてもよく理解している。KDがそのレベルに達しているかって? 現に、彼はバックスに負けてシーズンを終えているよ」
続けてインタビュアーから「KDは2回優勝して、2回ファイナルMVPを取っているのに?」との問いには、こう答えた。
「確かにそうだ。でも『レブロンを超えた』というには、まだチームを率いるということについて学ぶ必要があると私は思うね」
チームとして勝てるかどうかという部分に、レブロンとデュラントの差があると語ったピッペン。故障から復活したアービング&ハーデンとともに、ネッツを来季こそリーグ制覇に導くことができれば、ピッペンもデュラントを「レブロンと同じ土俵に立った」と認めることだろう。
構成●ダンクシュート編集部
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