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NBA

好調ホークスを牽引するヤング&コリンズ。「俺たちは見事なコンボ」と自画自賛<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2021.06.25

ホークスを牽引するヤング(左)とコリンズ(右)。2人の連携はプレーオフに入ってさらに磨きがかかっている。(C)Getty Images

ホークスを牽引するヤング(左)とコリンズ(右)。2人の連携はプレーオフに入ってさらに磨きがかかっている。(C)Getty Images

 今季4年ぶりのプレーオフへと返り咲いたアトランタ・ホークスは、ニューヨーク・ニックスとの1回戦を4勝1敗、フィラデルフィア・セブンティシクサーズとのカンファレンス・セミファイナルを4勝3敗で下し、2015年以来となるカンファレンス・ファイナルへと駒を進めた。

 6月23日(日本時間24日)に幕を開けたミルウォーキー・バックスとのイースト決勝初戦では、トレイ・ヤングが48得点、11アシストの大暴れで116-113の勝利。1968年に本拠地をアトランタへ移転後、カンファレンス・ファイナル初勝利を飾った。

 昨季オールスターのスターターにも選出された22歳のヤングは、初のプレーオフながら強心臓ぶりを存分に発揮。ディープスリーとフローターを武器に相手守備陣を切り崩し、ダブルチームで守られても巧みなパスで味方の得点をクリエイトしている。
 
 さらにこの男のガードを困難にさせているのは、ペイントエリアへ侵入した後のモーションだろう。自身がオープンなら高いアーチのフローターを沈め、相手のヘルプが来ればビッグマンたちへ絶妙なロブパスを上げて強烈なダンクを演出する。この攻撃がほとんど同じ動作で繰り出されるため、マッチアップ相手を悩ませているのだ。

 そのヤングのロブパスの受け手として抜群の相性を見せているのがジョン・コリンズだ。チーム最古参の23歳は、206cm・107kgのサイズに高い身体能力を兼備しており、シクサーズとのシリーズではジョエル・エンビードの頭上からアリウープダンク、23得点、15リバウンドをあげたバックスとの初戦でもバックボード越しのロブパスへ見事に反応して豪快なダンクを浴びせている。

 ホークスのネイト・マクミラン暫定ヘッドコーチはコリンズについて「彼はこのチームにおいて素晴らしい働きをしてくれている。相手チームがディフェンス時にスイッチすると、多くの場面でトレイをトラップするから、ジョンには小柄な選手がつくことになる。そこでジョンは自らのアドバンテージを生かしてポストで得点、あるいはオフェンシブ・リバウンドを奪ってくれている」と、その効果を語る。
 
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