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東京五輪

ドンチッチは東京五輪の切符を掴めるか?出場権獲得まであと2勝も… <DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2021.07.02

NBA3シーズンでスーパースターの地位を確立したドンチッチ。スロベニアを初の五輪に導けるか。(C)Getty Images

NBA3シーズンでスーパースターの地位を確立したドンチッチ。スロベニアを初の五輪に導けるか。(C)Getty Images

 東京五輪の男子バスケットボールは、現時点で12枠のうち日本を含む8か国が出場を確定させている。残りの4枠は6月29日から4か国を舞台に開幕した世界最終予選で決定。その中のリトアニア会場では、NBAの若きスーパースター、ルカ・ドンチッチが出場権獲得へ向け熱戦を繰り広げている。

 ドンチッチ擁するスロベニア(FIBAランキング16位)は、リトアニア会場のグループBに所属。アンゴラ(同33位)と対戦した初戦は前半で64-30と大差をつけ、118-60で快勝。続くポーランド(同13位)との第2戦も112-77で完勝し、グループ首位で準決勝に駒を進めた。

 この2試合でスロベニアを牽引したのが、弱冠22歳の神童ドンチッチなのは言うまでもない。NBAプレーオフでの敗戦から約3週間という強行日程ながら、初戦のアンゴラ戦から先発に名を連ね、勝利に貢献。17分の出場で13得点、6リバウンド、9アシスト、5スティールとさすがの存在感を放った。
 
 ドンチッチはポーランド戦でも21分33秒の出場でチーム最多の18得点、6リバウンド、10アシストと躍動。2019年ワールドカップで8強入りした難敵を寄せ付けず、五輪出場まで“あと2勝”とした。

 もっとも、最大の難関はこの先に待ち受けている。グループAには世界ランキング8位の開催国リトアニアがおり、こちらもグループリーグで2連勝。NBAインディアナ・ペイサーズのドマンタス・サボニスとメンフィス・グリズリーズのヨナス・ヴァランチュナスのツインタワーを軸に、グループリーグ首位通過を果たしている。

 スロベニアは今後、準決勝でグループAの2位ベネズエラと対戦し、勝てばリトアニアvsポーランドの勝者と決勝で相まみえる。決勝にはリトアニアが上がってくることが濃厚で、五輪切符をかけた頂上決戦は激戦必至だ。

 この会場の勝者は五輪本番で日本、スペイン、アルゼンチンと同じグループに入るため、45年ぶりの出場を果たす日本としても注目の一戦になる。はたして、さいたまスーパーアリーナの舞台で、日の丸を相手に戦うNBAの神童を見ることはできるのか。最終予選の決勝は日本時間5日に行なわれる。

構成●ダンクシュート編集部
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