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NBA

サンズの“28年前の大黒柱”バークレーが優勝を逃した当時の敗因を語る「第1戦ですべてが決まった」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2021.07.09

ドラフト同期のジョーダン(左)とバークレー(右)が激突した1993年のファイナルは、2連勝スタートのブルズが4勝2敗でサンズを下し3連覇を果たした。(C)Getty Images

ドラフト同期のジョーダン(左)とバークレー(右)が激突した1993年のファイナルは、2連勝スタートのブルズが4勝2敗でサンズを下し3連覇を果たした。(C)Getty Images

 フェニックス・サンズは今季、クリス・ポール、デビン・ブッカーを中心に11年ぶりのプレーオフ進出を果たし、勢いそのままにNBAファイナルに進出。シリーズ2連勝を飾り、球団初優勝へあと2勝に迫っている。

 サンズがこの大舞台に立つのは1992-93シーズン以来のこと。当時の大黒柱で、殿堂入り選手のチャールズ・バークレーは『The Athletic』のインタビューで、優勝を逃してしまった過去を後悔している。

 92-93シーズンのサンズは、レギュラーシーズンでバークレーが平均25.6点、12.2リバウンド、5.1アシスト、1.57スティール、FG成功率52.0%のハイパフォーマンスでMVPを受賞。ほかにもケビン・ジョンソン、ダン・マーリーといった実力者を擁し、62勝20敗とリーグ最高勝率を残した。

 第1シードで臨んだプレーオフでもロサンゼルス・レイカーズ、サンアントニオ・スパーズ、シアトル・スーパーソニックス(現オクラホマシティ・サンダー)を倒してシカゴ・ブルズとのNBAファイナルにたどり着くが、バークレーは苦難の道をこのように振り返る。
 
「ファイナルに到達するのはタフだ。個人的には、勝ち上がるのが最も難しい(スポーツだ)と思う。優れたチームを4回も倒さないといけないからね。良い1試合を過ごせばいいフットボールや、良いピッチャーを何人か抱えてワールドシリーズに勝てる野球とは違う。当時の俺たちは、ブルズと対戦するまでに信じられないシリーズが3つあった。みんな忘れているが、1回戦で第8シードのレイカーズ相手にホームで連敗したんだ(その後、3連勝でカンファレンス準決勝進出)。スパーズ、スーパーソニックスとのシリーズも素晴らしかった」

 ファイナルの舞台では、ライバルのマイケル・ジョーダン擁するブルズ相手に、6試合で平均46.2分間プレーし、27.3点、13.0リバウンド、5.5アシストを記録したが、2勝4敗で敗れた。ホームコート・アドバンテージを持っていたにもかかわらず、第1戦で92-100、第2戦で108-111と連敗スタート。トリプルオーバータイムにもつれた敵地での第3戦はもぎ取ったが、序盤の出遅れが響いてタイトルを逃してしまった。バークレーは、当時の敗因について持論を展開している。
 
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