東京五輪

アメリカ代表に“不吉なデータ”…エキシビションゲームで敗れた年は本大会でも敗北する?<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2021.07.12

エキシビションゲームで敗れた2004、19年は本大会でも敗戦。はたして今回は…。(C)Getty Images

 7月23日から開幕する東京オリンピックに向け、各国のバスケットボール代表チームがエキシビションゲームを繰り広げている。そんななか、優勝候補の最右翼であるアメリカ代表は10日(日本時間11日)にナイジェリア代表と対戦。過去にもエキシビションマッチや本大会で圧勝している相手だけに、この試合も勝利を飾れると思われたが、87-90でまさかの敗北を喫した。

 グレッグ・ポポビッチ・ヘッドコーチは「この敗戦をどこか嬉しく思う。我々にとって最も重要なのは、この敗戦からの学習だ」と話し、選手たちも前を向いている。エキシビションゲームである以上、目先の勝敗よりも、選手の調子や連携部分など、大会前にチームの課題を炙り出す方が大事だろう。ただ、"アメリカ代表がエキシビションゲームで敗れること"について、不吉なデータが出ている。

 1992年のバルセロナ五輪からNBA選手の派遣が解禁されて以降、アメリカ代表は今回のナイジェリア代表との試合までに56度のエキシビションゲームを戦い、成績は54勝2敗。素晴らしい戦績を収めているが、問題はこの"2敗"だ。
 
 いつ敗戦したのかと調べてみると、1度目が2004年の8月3日(日本時間4日)、イタリア代表に78-95と大敗。この年行なわれたアテネ五輪では、準決勝でアルゼンチン代表に敗れ銅メダルに終わっている。そして2度目が2019年の8月24日(日本時間25日)、オーストラリア代表に94-98で敗北。この年開催のワールドカップでもまた、準々決勝でフランス代表に、そして5~8位決定戦の初戦でセルビアに敗れ、史上最低の7位に甘んじている。

 つまり――。エキシビションゲームで敗れた年のアメリカ代表は、本大会でも例外なく敗れ去っているのだ。

 はたして東京五輪アメリカ代表は、このジンクスを破り、母国に4大会連続16個目の金メダルをもたらすことができるのか。注目の初戦は7月25日、強敵フランスとの対戦が予定されている。

構成●ダンクシュート編集部

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