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NBA

アメリカ代表が練習試合でまさかの2連敗。リラードは「俺たちは“チーム”になる最中」と強気も、後半の失速は大きな課題に<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2021.07.13

オーストラリア戦でリラードは22得点をマークしたものの、チームは後半に失速。アメリカはエキシビジョンマッチ2連敗となった。(C)Getty Images

オーストラリア戦でリラードは22得点をマークしたものの、チームは後半に失速。アメリカはエキシビジョンマッチ2連敗となった。(C)Getty Images

「相手は経験を積んだチーム。彼らは長い時間一緒に過ごしてきた。俺たちはまだ、“チーム”になるために時間をかけている最中なんだ」

 アメリカ代表は7月12日(日本時間13日、日付は以下同)に行なわれたオーストラリア代表とのエキシビジョンマッチに83-91で敗退。10日のナイジェリア代表戦に続いて2連敗を喫した。

 この試合でチームトップの22得点をマークしたデイミアン・リラード(ポートランド・トレイルブレイザーズ)は試合後にそう漏らし、チームとしての完成度の差を敗因に挙げていた。

 アメリカ代表は、この試合でリラード、ブラッドリー・ビール(ワシントン・ウィザーズ)、ケビン・デュラント(ブルックリン・ネッツ)、ジェレミー・グラント(デトロイト・ピストンズ)、ドレイモンド・グリーン(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)を先発起用。高さより機動力を優先したラインナップで挑んだ。

 だが1992年にプロ選手の参加が容認されて以降、エキシビジョンゲームで初の2連敗。デュラントやリラード、ビールといったNBA最高級のスコアラーを複数擁しているとはいえ、‟世界最高のチーム”となるためにはまだまだ時間がかかるということか。

 この試合でアメリカは前半終盤に11点差(46-35)をつけており、第3クォーター途中にも10点リードを奪っていた。最終クォーターでも残り約4分半で82-80とリードを手にしていたのだが、そこからオーストラリアに11-1のランで一気に逆転されてしまった。

 試合後ヘッドコーチのグレッグ・ポポビッチ・ヘッドコーチは次のように語った。
 
「チームは今夜いいプレーをしていたと思う。一緒になってから短期間ながら、多くの面をカバーできていた。だが前半と後半で大きく変わってしまった」

「前半では自分たちが求めていたやり方でディフェンスできていた。リバウンドもそうだし、オフェンス面でもそう。でも後半になって我々は疲れ切ってしまった」

 後半に入り、アメリカはオーストラリアが繰り出す2対2やハンドオフからの展開に惑わされてしまい、バックドアカットのプレーで何度も失点。

 攻撃もピック&ロールが何度も封じられ、結果的にデュラント、テイタム、ビールのアイソレーションが中心となってしまい、オフェンスが停滞してしまった。

 終盤はリラードのディープスリーが封じられ、デュラントの3ポイント、あるいはペイントタッチからコーナースリーを狙う単調なパターンが続き、終了のブザーを迎えた。

 初のメダル獲得を目指すオーストラリアでは、パティ・ミルズ(サンアントニオ・スパーズ)が第4クォーターに10得点をマークするなど計22得点、ジョー・イングルズ(ユタ・ジャズ)が17得点、マティス・サイブル(フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)が12得点、3スティール、2ブロックをマーク。

 アメリカではリラードが6本の3ポイント成功を含む22得点、デュラントが17得点を残すも、終盤に真価を発揮できなかった。

 エキシビションとはいえ、連敗スタートを切ったアメリカ。悪い流れを断ち切るためにも13日のアルゼンチン戦で、初勝利を掴みたいところだ。

文●秋山裕之(フリーライター)
 
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