7月11日(日本時間12日)に行なわれたフェニックス・サンズとのNBAファイナル第3戦で、ミルウォーキー・バックスのヤニス・アデトクンボは41得点と大暴れ。第2戦に(42得点)続く40点超えを叩き出し、チームにシリーズ初勝利をもたらした。
NBAファイナルにおいて、2試合連続で40得点以上をマークしたのはアデトクンボで史上6人目。リック・バリー(1967/当時サンフランシスコ/現ゴールデンステイト・ウォリアーズ)、シャキール・オニール(2000/当時ロサンゼルス・レイカーズ)、レブロン・ジェームズ(2016/当時クリーブランド・キャバリアーズ)が1度、ジェリー・ウエスト(1965、69/当時レイカーズ)が2度、そしてこの偉業を4試合連続で達成しているのが、1993年のマイケル・ジョーダン(当時シカゴ・ブルズ)だ。
サンズとの1993年のファイナルで、ジョーダンは第2戦に42得点を叩き出すと、第3戦は44得点、第4戦はなんと55得点、そして第5戦も41得点を奪取。シリーズ6戦で平均41.0点をマークしたが、これはファイナル1シリーズにおける歴代最多記録となっている。
このジョーダンの記録に、アデトクンボはどこまで迫れるのか、あるいは更新してしまうのか。今ファイナルの注目ポイントのひとつだが、やはりアデトクンボの頭には“試合に勝つこと”しかない様子。第3戦終了後の記者会見で「ジョーダンは4試合連続で40得点以上をあげているが……」と話を振られた“グリーク・フリーク”は、二度「僕はマイケル・ジョーダンじゃない」と繰り返したあと、こう答えた。
「今大事なのは、一戦一戦に勝つこと。それがすべてさ。そのために自分の仕事を全うするだけだ」
ただ、この2試合でアデトクンボが40得点超えをマークできたのは、セルフィッシュに得点を奪いにいったからではなく、チームに勝利をもたらすべく自身の仕事を最大限の力でこなしたから。そして今後もバックスが勝利を収めるには、アデトクンボの獅子奮迅の活躍が不可欠となるだろう。バックスをリーグ制覇に導いた結果、その副産物としてジョーダンの記録を更新している可能性も、十分に考えられそうだ。
構成●ダンクシュート編集部
【PHOTO】並外れた身体能力とド迫力のダンクでスター街道を驀進!“グリーク・フリーク”ヤニス・アデトクンボの厳選ショット集!
NBAファイナルにおいて、2試合連続で40得点以上をマークしたのはアデトクンボで史上6人目。リック・バリー(1967/当時サンフランシスコ/現ゴールデンステイト・ウォリアーズ)、シャキール・オニール(2000/当時ロサンゼルス・レイカーズ)、レブロン・ジェームズ(2016/当時クリーブランド・キャバリアーズ)が1度、ジェリー・ウエスト(1965、69/当時レイカーズ)が2度、そしてこの偉業を4試合連続で達成しているのが、1993年のマイケル・ジョーダン(当時シカゴ・ブルズ)だ。
サンズとの1993年のファイナルで、ジョーダンは第2戦に42得点を叩き出すと、第3戦は44得点、第4戦はなんと55得点、そして第5戦も41得点を奪取。シリーズ6戦で平均41.0点をマークしたが、これはファイナル1シリーズにおける歴代最多記録となっている。
このジョーダンの記録に、アデトクンボはどこまで迫れるのか、あるいは更新してしまうのか。今ファイナルの注目ポイントのひとつだが、やはりアデトクンボの頭には“試合に勝つこと”しかない様子。第3戦終了後の記者会見で「ジョーダンは4試合連続で40得点以上をあげているが……」と話を振られた“グリーク・フリーク”は、二度「僕はマイケル・ジョーダンじゃない」と繰り返したあと、こう答えた。
「今大事なのは、一戦一戦に勝つこと。それがすべてさ。そのために自分の仕事を全うするだけだ」
ただ、この2試合でアデトクンボが40得点超えをマークできたのは、セルフィッシュに得点を奪いにいったからではなく、チームに勝利をもたらすべく自身の仕事を最大限の力でこなしたから。そして今後もバックスが勝利を収めるには、アデトクンボの獅子奮迅の活躍が不可欠となるだろう。バックスをリーグ制覇に導いた結果、その副産物としてジョーダンの記録を更新している可能性も、十分に考えられそうだ。
構成●ダンクシュート編集部
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