この時期、NBAではトレードや移籍の噂が頻繁に出ている。そのなかには信憑性の高いものもあるが、一方で非現実的なものも少なくない。
そうしたコンテンツは、もちろん噂の渦中にいる選手たちも目にしている。ヒューストン・ロケッツのスターガード、ジョン・ウォールもその1人で、このほど自身がロサンゼルス・クリッパーズへトレードされるという噂の記事が『MSN.Sports』で公開された。
記事では、ウォールが5月にポール・ジョージの両親とともにクリッパーズの試合を観戦していたことに加え、マーカス・モリスSr.、パトリック・ベバリー、ラジョン・ロンド、ルーク・ケナードがトレード相手になる具体案まで示されていた。
ウォールは今季開幕前にラッセル・ウエストブルックとのトレードによって、プロ入りから10年間在籍したワシントン・ウィザーズを離れてロケッツに加入。新天地では40試合の出場で平均20.6点、6.9アシスト、1.1スティールと上々の成績を残したものの、チームは17勝55敗(勝率23.6%)と低迷しリーグ最下位に沈んだ。
ウォールはウィザーズに在籍していた2017年に、「ジョージをチームに勧誘したい」と語っていたこともあり、ジョージとのフィットに自信があるようだ。
なお記事では、このトレードはロケッツにメリットがあるだろうと指摘している。ウォールにとっては屈辱的とも言える内容だが、本人はこの記事を投稿したツイートに「いいね」をしたのである。
はたしてこれはトレードに賛成という意味なのか、楽しんでいるだけなのか。ウォールの真意は測りかねるが、9月に31歳を迎えるベテランにとって選手として残された時間は決して長くない。
ウォールの契約は22年まで残っている(22-23シーズンの契約はプレーヤーオプション)が、ロケッツは今季途中にジェームズ・ハーデンやPJ・タッカーといったベテランを次々と放出し再建に舵を切っている。それだけにチームが来季の優勝争いに絡んでくる可能性は極めて低い。
ロケッツは7月29日に行なわれるドラフトで全体2位指名権を獲得しており、大型司令塔のケイド・カニングハム(オクラホマ州大)を指名するために、ウォールのトレードに出す話も出ている。元オールスターPGは記事通りにクリッパーズへ移籍か、ロケッツに残留するのか、それとも別のチームに移るのか。今後の動向が注目される。
構成●ダンクシュート編集部
そうしたコンテンツは、もちろん噂の渦中にいる選手たちも目にしている。ヒューストン・ロケッツのスターガード、ジョン・ウォールもその1人で、このほど自身がロサンゼルス・クリッパーズへトレードされるという噂の記事が『MSN.Sports』で公開された。
記事では、ウォールが5月にポール・ジョージの両親とともにクリッパーズの試合を観戦していたことに加え、マーカス・モリスSr.、パトリック・ベバリー、ラジョン・ロンド、ルーク・ケナードがトレード相手になる具体案まで示されていた。
ウォールは今季開幕前にラッセル・ウエストブルックとのトレードによって、プロ入りから10年間在籍したワシントン・ウィザーズを離れてロケッツに加入。新天地では40試合の出場で平均20.6点、6.9アシスト、1.1スティールと上々の成績を残したものの、チームは17勝55敗(勝率23.6%)と低迷しリーグ最下位に沈んだ。
ウォールはウィザーズに在籍していた2017年に、「ジョージをチームに勧誘したい」と語っていたこともあり、ジョージとのフィットに自信があるようだ。
なお記事では、このトレードはロケッツにメリットがあるだろうと指摘している。ウォールにとっては屈辱的とも言える内容だが、本人はこの記事を投稿したツイートに「いいね」をしたのである。
はたしてこれはトレードに賛成という意味なのか、楽しんでいるだけなのか。ウォールの真意は測りかねるが、9月に31歳を迎えるベテランにとって選手として残された時間は決して長くない。
ウォールの契約は22年まで残っている(22-23シーズンの契約はプレーヤーオプション)が、ロケッツは今季途中にジェームズ・ハーデンやPJ・タッカーといったベテランを次々と放出し再建に舵を切っている。それだけにチームが来季の優勝争いに絡んでくる可能性は極めて低い。
ロケッツは7月29日に行なわれるドラフトで全体2位指名権を獲得しており、大型司令塔のケイド・カニングハム(オクラホマ州大)を指名するために、ウォールのトレードに出す話も出ている。元オールスターPGは記事通りにクリッパーズへ移籍か、ロケッツに残留するのか、それとも別のチームに移るのか。今後の動向が注目される。
構成●ダンクシュート編集部