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NBA

「3週間ほど前にランニングを始めた」2年連続で全休したトンプソンの回復具合をカーHCが明かす<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2021.07.19

2年以上も実戦から離れているトンプソンだが、リハビリは順調のようだ。(C)Getty Images

2年以上も実戦から離れているトンプソンだが、リハビリは順調のようだ。(C)Getty Images

 度重なる大ケガにより、過去2シーズン続けて全休を余儀なくされているゴールデンステイト・ウォリアーズのクレイ・トンプソン。故障前はリーグ最高級のシューターとして君臨し、ステフィン・カリーとの“スプラッシュ・ブラザーズ”としてチームに黄金期をもたらしていただけに、多くのファンが完全復活を待ち望んでいることだろう。

 そんなトンプソンの回復状況について、ウォリアーズのヘッドコーチを務めるスティーブ・カーは『ABC 7』のインタビュー内で次のように答えた。

「3週間ほど前にクレイがランニングを始めたとき、トンネルの先に突然光が差し込んだように感じたよ。彼も来季を戦うグループの一員であるという気持ちに、大きな変化が見られたんだ。ここ数週間は素晴らしいよ。復帰に向けて彼はとても努力している。アキレス腱を痛めた場合、最初の2、3か月間は痛みを伴い、なおかつ回復がゆっくりと進んでいくという点で、とても骨の折れるプロセスである。だからこそ、彼がフロアに戻って走り始めたことは本当に嬉しく思うね」
 
 2019年のNBAファイナルで左ヒザの前十字靭帯を断裂、そして今季開幕前には右アキレス腱を断裂したトンプソンが、全盛期のプレーを取り戻せるかどうかはわからない。ただ、同じく2019年のファイナルで右アキレス腱を断裂した元同僚のケビン・デュラントは、今季素晴らしい活躍を披露し、ブルックリン・ネッツを力強く牽引した。その姿を見ると、トンプソンの完全復活に期待したくなるのも当然だろう。

 もしトンプソンが万全の状態で戻ってくれば、来季のウォリアーズはどのチームにとっても危険な存在となる。そして、約2年半の歳月を経てトンプソンが再びコートに立った日には、アリーナ中から万感の拍手が贈られるに違いない。

構成●ダンクシュート編集部

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