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東京五輪

デュラントがエキシビションマッチ2連敗の要因を分析「スター選手がただ並んでいただけ」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2021.07.20

エキシビションマッチ2連敗の要因に“連携部分の未熟さ”を挙げたデュラント。はたして本大会では見事なケミストリーを奏でられるか。(C)Getty Images

エキシビションマッチ2連敗の要因に“連携部分の未熟さ”を挙げたデュラント。はたして本大会では見事なケミストリーを奏でられるか。(C)Getty Images

 NBAのスター選手が多く揃う男子バスケットボールアメリカ代表は、言うまでもなく東京五輪の金メダル候補の一角だ。しかし開幕前のエキシビションゲームでは、7月10日(日本時間11日、日付は以下同)のナイジェリア戦、12日のオーストラリア戦と連敗。これから始まる本戦に向けて、非常に幸先の悪いスタートを切ったと言わざるを得ない。ただ、代表チーム一番のスーパースターは、この敗戦は何も心配する必要がないと考えていたようだ。

『Yahoo Sports』のクリス・ヘインズ記者によれば、ケビン・デュラント(ブルックリン・ネッツ)はアメリカ代表がエキシビションマッチ最初の2試合に苦戦したことについて、現在はともにプレーする方法を学んでいる段階であり、連携を向上させている段階にあることを強調。「スター選手がただ並んでいるだけ」として、チームの課題についてこう述べた。

「俺たちはまだまとまりがなく、自分たちのアイデンティティを見つけようとしているチームだ。素晴らしい選手がたくさんいるので、いろいろな方法でプレーすることができるけど、ディフェンスでもオフェンスでも優柔不断なところがあるのさ。俺たちがそれを理解しようとしている最中に、相手は確立されたセットプレーを実行してくる。俺たちは自分らのセットプレーの確立に取り組んでいるんだ。序盤で負けてしまったのは、スターがただ並んで立っていただけだからだよ」
 
 そうして迎えた13日のアルゼンチン戦、アメリカ代表は108-80で強敵相手に快勝を収めエキシビションマッチ初白星を飾ると、18日に行なわれたスペイン戦にも83-76で勝利。大会3連覇中の絶対王者のギアが、いよいよ上がってきたと見てよさそうだ。

 NBAは国際化が進んでおり、スロベニアのルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリックス)やフランスのルディ・ゴベア(ユタ・ジャズ)など、アメリカ以外の出場国にも多くのトッププレーヤーが参戦。デュラントも「他のナショナルチームにもNBAの球団でNo.1オプションを務めるプレーヤーがいる」と警戒しているように、他国のレベルが依然と比べようがないほど上がっているのは間違いない。はたして今回のアメリカ代表は、並み居る強敵を蹴散らし、大会4連覇を成し遂げることができるのだろうか。

構成●ダンクシュート編集部

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