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東京五輪

「一体何が起こっているんだ?」初戦黒星のアメリカ代表を米識者が酷評!「行き当たりばったりのオフェンス」【東京五輪】

ダンクシュート編集部

2021.07.26

エースのデュラントはファウルトラブルでプレータイムが制限され、わずか10得点に終わった。(C)Getty Images

エースのデュラントはファウルトラブルでプレータイムが制限され、わずか10得点に終わった。(C)Getty Images

 7月25日に行なわれた男子バスケットボールのグループA初戦、NBAのスター選手を擁するアメリカがフランスに76-83で敗退。これまで金メダルを15回獲得している絶対王者が、まさかの黒星スタートとなった。

 アメリカは、先日までNBAファイナルに出場していたドリュー・ホリデーが18得点と奮闘したものの、エースとして期待されたケビン・デュラントはファウルトラブルで21分の出場でわずか10得点、昨季NBAで平均28.8点をマークしたデイミアン・リラードも11得点と不発。チーム全体でもフィールドゴール成功率36.2%(25/69)、3ポイント31.3%(10/32)に沈み、76得点しか奪うことができなかった。

 この結果を受け、『ESPN』の名物コメンテーターのスティーブン・A・スミスは、「一体何が起こっているんだ?」と驚きを隠せず。同じく『ESPN』でアナリストを務める元NBA選手のティム・レグラーは、「これが良い目覚ましになる」としつつも「各選手の役割が明確化されていない。『俺の番、君の番』のような、行き当たりばったりのオフェンスをしている」と酷評した。
 
 スポーツレポーターのマイケル・リーは「ポップ(グレッグ・ポポビッチ・ヘッドコーチ)は選手たちに自己犠牲を植え付け、役割を割り当てる必要がある。彼らは最も才能があるにも関わらず、自信を持っていないように見える。スコアラー2人(デュラント、リラード)は、チームUSAが求めるディフェンスとリバウンドにも責任を持たないといけない」と問題点を指摘している。

 フランス戦後、リラードは「我々(アメリカ)には支配の歴史があり、常に相手を圧倒するとは限らないが、勝利してきた歴史はある」とコメント。その上で「多くの人が世界の終わりのように見えるだろうが、オリンピックで国を代表するプロフェッショナルの仕事は、必要なことをすること。俺たちはまだここに来た目標を達成することができる」と気持ちを切り替えた。

 大会4連覇に向けて出鼻を挫かれたアメリカ。彼らは28日のイラン戦に向けてどう立て直すのか注目が集まる。

構成●ダンクシュート編集部
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