東京オリンピックの初戦でフランス代表に敗れて黒星スタートとなったアメリカ代表は、28日に行なわれた第2戦でイラン代表に120-66と圧勝。大会初勝利を収め、グループリーグ成績を1勝1敗とした。
試合後、グレッグ・ポポビッチ・ヘッドコーチは「我々は多くの時間帯でいいディフェンスをしていたし、ゲームを通してボールをよくシェアできていた」と選手たちの奮闘を称えていた。
この日アメリカは、チーム全体でフィールドゴール55.3%(42/76)、3ポイント48.7%(19/39)とショットが高確率で決まったほか、互いにより良いショットを打てるようにエキストラパスも繰り出し、34本のアシストを記録。
チームで最も輝きを放ったのがデイミアン・リラード(ポートランド・トレイルブレイザーズ)だ。フランスとの初戦では11得点、3アシスト、4ターンオーバーと精彩を欠いたが、イラン戦では13本中7本の3ポイントを決めて21得点、5アシストをマーク。昨季NBAで平均28.8点を叩き出した実力を見せつけた。
前半だけで6本の長距離砲をお見舞いし、チームを勢いづけたリラードについてケビン・デュラント(ブルックリン・ネッツ)は、「デイムが俺たちに火をつけてくれた」と称賛。続けて「これからも前へ進むためには彼の力が必要となるだろうね」とコメントした。
初の国際大会で白星を掴んだスコアリングガードは「俺にとって大きな意味がある。リーグ入りした時、俺にとっての優先事項は(アメリカ代表として)オリンピックでプレーすることだった。特に若い頃というのは、数多くのスター選手たちがその座を争うから、このチームに参加するのはタフなんだ。10年目のシーズンを迎える前に、ようやくこのチームに入ってプレーできて光栄さ。リーグのベストプレーヤーたちと一緒にプレーできるんだから。多くの選手たちがここでプレーできるわけじゃないから、俺は今このチームにいられること、この場でやり合うことを誇らしく思う」と語り、充実した時間を過ごしていることを感じさせた。
アメリカは31日にグループリーグ最終戦としてチェコ代表との一戦に臨む。昨季のNBAは過密日程だったが、ここまでケガ人は出ておらず、ファイナル出場組もデビン・ブッカー(フェニックス・サンズ)とドリュー・ホリデー(ミルウォーキー・バックス)が先発入りし、クリス・ミドルトン(バックス)も徐々にシュートタッチを取り戻している。次戦でもデュラントとリラードを中心に、華麗なスコアリングショーを開演してくれるに違いない。
文●秋山裕之(フリーライター)
試合後、グレッグ・ポポビッチ・ヘッドコーチは「我々は多くの時間帯でいいディフェンスをしていたし、ゲームを通してボールをよくシェアできていた」と選手たちの奮闘を称えていた。
この日アメリカは、チーム全体でフィールドゴール55.3%(42/76)、3ポイント48.7%(19/39)とショットが高確率で決まったほか、互いにより良いショットを打てるようにエキストラパスも繰り出し、34本のアシストを記録。
チームで最も輝きを放ったのがデイミアン・リラード(ポートランド・トレイルブレイザーズ)だ。フランスとの初戦では11得点、3アシスト、4ターンオーバーと精彩を欠いたが、イラン戦では13本中7本の3ポイントを決めて21得点、5アシストをマーク。昨季NBAで平均28.8点を叩き出した実力を見せつけた。
前半だけで6本の長距離砲をお見舞いし、チームを勢いづけたリラードについてケビン・デュラント(ブルックリン・ネッツ)は、「デイムが俺たちに火をつけてくれた」と称賛。続けて「これからも前へ進むためには彼の力が必要となるだろうね」とコメントした。
初の国際大会で白星を掴んだスコアリングガードは「俺にとって大きな意味がある。リーグ入りした時、俺にとっての優先事項は(アメリカ代表として)オリンピックでプレーすることだった。特に若い頃というのは、数多くのスター選手たちがその座を争うから、このチームに参加するのはタフなんだ。10年目のシーズンを迎える前に、ようやくこのチームに入ってプレーできて光栄さ。リーグのベストプレーヤーたちと一緒にプレーできるんだから。多くの選手たちがここでプレーできるわけじゃないから、俺は今このチームにいられること、この場でやり合うことを誇らしく思う」と語り、充実した時間を過ごしていることを感じさせた。
アメリカは31日にグループリーグ最終戦としてチェコ代表との一戦に臨む。昨季のNBAは過密日程だったが、ここまでケガ人は出ておらず、ファイナル出場組もデビン・ブッカー(フェニックス・サンズ)とドリュー・ホリデー(ミルウォーキー・バックス)が先発入りし、クリス・ミドルトン(バックス)も徐々にシュートタッチを取り戻している。次戦でもデュラントとリラードを中心に、華麗なスコアリングショーを開演してくれるに違いない。
文●秋山裕之(フリーライター)