東京五輪

【日本 77-97 アルゼンチン|採点&寸評】馬場雄大が最多の18得点も、頼みのエースが不振に終わる<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2021.08.02

アルゼンチンとの大一番に臨んだ日本だが、20点差で完敗。エースの八村は今大会最少の13得点に終わった。(C)Getty Images

[東京五輪・予選ラウンド第3戦]8月1日(日)/さいたまスーパーアリーナ
日本 77-97 アルゼンチン
日本    |16|22|15|24|
アルゼンチン|26|20|19|32|


【日本代表|チーム採点】
2.0

勝った方が予選ラウンド突破という状況で迎えた一戦。センターのエドワーズ ギャビンをケガで欠いた日本は落ち着いた入りから馬場や比江島の活躍などで互角の展開に持ち込むも、NBAで活躍する司令塔、ファクンド・カンパッソを中心とした相手の攻撃に徐々に翻弄される。八村が不調のなか前半は8点差で食らいつき、後半も一時4点差に迫ったものの、徐々に地力の差を露呈。相手の3ポイントが決まりだした終盤に一気に突き放され、20点差で完敗した。
日本が全体でリバウンド39、アシスト16だったのに対し、アルゼンチンは同48、27。カンパッソは17得点、11アシスト、41歳のルイス・スコラに23得点、10リバウンドの活躍を許し、大舞台での経験値とチーム力の差をまざまざと見せつけられた。
 
【日本代表|選手採点】※採点は5点満点で、「0.5」刻みで評価。成績の最後の項目は、その選手の出場時の得失点差。出場時間10分以下の選手は原則「評価なし」

PG 田中大貴 2.5
出場時間/21分38秒
10得点・3リバウンド・3アシスト
1スティール・0ブロック・-14
富樫や比江島と同時にコートに立つ時間が多く、本来のウイングポジションでプレー。出場時間は3試合で最少も得点は初の2桁。だが3ポイントは0/4と不発に。

SG 比江島慎 3.0
出場時間/25分07秒
13得点・2リバウンド・3アシスト
0スティール・2ブロック・-21
エドワーズの欠場を受け、今大会初先発。序盤からドライブ、3ポイントと持ち味を発揮し、第1Qでチーム最多の7得点と牽引。起用に応えたが、後半は4得点とトーンダウンした。

SF 馬場雄大 3.5
出場時間/33分50秒
18得点・7リバウンド・3アシスト
1スティール・0ブロック・-19
相手の壁に跳ね返されてもアタックを続け、チーム最多の18得点。3ポイントも3本中2本沈めたほか、リバウンドや守備でも奮闘。高い集中力を発揮し、3試合目にしてようやく"良いときの馬場"が見られた。
 
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