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東京五輪

不振の八村塁に代わってオフェンスを牽引した馬場雄大「塁だけでは勝てないことは分かっていた」【東京五輪】

ダンクシュート編集部

2021.08.01

馬場はエリアを問わず得点を重ね、チームトップの18得点の活躍を披露した。(C)Getty Images

馬場はエリアを問わず得点を重ね、チームトップの18得点の活躍を披露した。(C)Getty Images

 8月1日、バスケットボール日本代表は、グループリーグ最終戦でアルゼンチンと対戦。試合序盤に今大会初のリードを奪ったものの、その後はアルゼンチンに徐々に点差を離され、最終的には77-97で敗退。0勝3敗、グループCの最下位で大会を終えた。

 この日の日本は八村塁が相手の厳しいマークに苦しめられ13得点止まり。エースが不発という状況下で、オフェンス面でステップアップを見せたのが馬場雄大だった。

 オーストラリアのメルボルン・ユナイテッドでプレーする25歳は、チーム最初の得点をあげて波に乗ると、その後もエリアを問わず得点を量産。最終的にはチームトップの18得点に7リバウンド、3アシスト、1スティール、フィールドゴールは12本中8本、3ポイントも3本中2本決める活躍を見せ、実力を見せつけた。

 試合後の会見で馬場は「塁だけでは試合に勝てないことは分かっていたので、必ず誰かがステップアップが必要だと思っていた。その役割が自分だと確信していましたし、この2試合チームに迷惑をかけ続けてきたので、最後にチームに貢献したい思いで必死に臨みました」と振り返った。
 
 大会を振り返って馬場は「日本代表はバスケットボールに力を入れてきて、(フリオ)ラマス・コーチの指導で少しずつ力をつけてきています。その力を証明したかったんですけど、まだまだ自分たちの力が足りなかったです」と悔しさを露わに。それでも「これで終わりではないので、次につなげる意味ですごい大事な大会になりました」と前を向いた。

 また、馬場は自身が目指す選手像についても言及している。

「チームの勝利に貢献できる選手になりたいです。日本代表としてプレーする年数はまだまだあると思うんですけど、やっぱり勝たせることに意味があると思うので。次のワールドカップ、パリオリンピックと進むわけですが、大事な大会のなかでチームを勝たせられる選手になることが、ひとつのステップ。それを叶えることができれば(目標の)NBA選手に近づけるし達成できると思っているので、そこを1番にフォーカスしていきたいです」

構成●ダンクシュート編集部
 

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