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NBA

レイカーズ入りしたベイズモアがレブロンとの対戦を振り返る「睡眠時間さえも失われた」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2021.08.24

2015年のプレーオフでレブロンと対峙したベイズモア(左)。今夏にレイカーズ入りし、チームメイトとなった。(C)Getty Images

2015年のプレーオフでレブロンと対峙したベイズモア(左)。今夏にレイカーズ入りし、チームメイトとなった。(C)Getty Images

 先日、『ESPN』は10名のNBAスカウトとエグゼクティブ(いずれも匿名)を対象に、今季の優勝予想や現役ベストプレーヤーのアンケートを実施。そこでベストプレーヤーとして投票されたのは、ミルウォーキー・バックスのヤニス・アデトクンボとブルックリン・ネッツのケビン・デュラントの2人のみで、5票ずつで票数が分かれる結果となった。

 アデトクンボは昨季バックスをNBAファイナルへと導き、フェニックス・サンズを4勝2敗で撃破して悲願のNBAチャンピオンに。デュラントはアキレス腱断裂という大ケガから見事復活を遂げ、東京オリンピックではアメリカ代表の絶対的エースとして金メダル獲得の原動力となった。

 一方で、この投票においてレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)に1票も入らなったことは世間をざわつかせた。ルーキーシーズンから昨季まで、キャリア18シーズン全てでMVP投票を獲得(うち4度受賞)してきたキングは、36歳の今もなお抜群の影響力と支配力を誇っている。
 
 この結果を知ったレブロンは、Twitterで「ありがとうな! 俺にはもっとエナジーが必要だったようだ! #落ちぶれたキング」と自虐的にツイート。昨季は右足首のケガのため長期欠場を余儀なくされ、プレーオフでも1回戦でサンズに敗れて自身2度目の連覇を逃しただけに、今季に向けたモチベーションは非常に高いレベルにあるに違いない。

 レイカーズは今夏の補強戦線でラッセル・ウエストブルックを筆頭に、カーメロ・アンソニー、ドワイト・ハワード、トレバー・アリーザ、ウェイン・エリントンといったベテランから、ケンドリック・ナン、マリーク・モンクといった若手まで獲得し、スーパーチームを作り上げた。

 そんななか、レイカーズはベテランスウィングマンのケント・ベイズモアとも契約を結んだ。2012年にドラフト外からNBA入りし、優れたディフェンスとキャリア平均35.6%の成功率を誇る3ポイントを武器に生き抜く32歳は、かつて在籍したアトランタ・ホークスやポートランド・トレイルブレイザーズ、サクラメント・キングス、ゴールデンステイト・ウォリアーズなどでレブロンのガードを任されてきた。
 
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