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デュラントとの“険悪期”をグリーンが回想「SNSでしか話せない時期もあった」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2021.09.03

事件直後は連絡もままならなかったという2人。しかし現在は関係性を無事修復した。(C)Getty Images

 9月2日(日本時間3日、日付は以下同)、カーメロ・アンソニー(ロサンゼルス・レイカーズ)がホストを務めるポッドキャスト『What's in Your Glass?』にドレイモンド・グリーンが出演。元同僚のケビン・デュラントとの関係性について語った。

 2016年オフにデュラントがゴールデンステイト・ウォリアーズにFA(フリーエージェント)移籍し、チームメイトとなった2人。2017、18年とリーグ連覇を成し遂げ、2019年もファイナルまで辿り着くなど、ともに主力としてチームに黄金期をもたらした。

 ただ、そんな2人の関係を拗らせる"事件"が2018年に起きる。11月12日のロサンゼルス・クリッパーズ戦の試合終盤、グリーンのプレー判断を巡って2人はベンチで口論に。互いに激しく言い争う様子がカメラに映し出され、この日を境に2人の不仲説も報じられるようになり、実際に2019年オフにデュラントがブルックリン・ネッツへ去った際には、この事件を移籍の理由のひとつとして挙げていたほどだった。

 しかしそこから月日が経ち、両者の関係性は徐々に軟化。デュラントのポッドキャストにグリーンが出演した際や、メディアでの対談などでは、当時のことを冗談を交えながら振り返るまでには良好になっていった。
 
 そして今回、グリーンはカーメロとの会話のなかで、当時のことをこう回想した。

「彼(デュラント)は俺に何も言おうとしない時期があった。携帯で俺の番号を拒否していた時期もあったと思う。InstagramのDM(ダイレクトメッセージ)でしか話せない時期もあったね。でも『おい、電話番号を変えたのか』とか『俺の番号を着信拒否したのか』なんて聞いたりはしていない。もしDMでしか話せないなら、そこで話すことにしている。なぜなら、どんな条件で付き合っていくかは、最終的に彼が決めることだからだ。

 俺が望む条件は、兄弟のように互いを愛すること。そうすれば、俺たちは関係を築き続けることができる。しかし、彼がそうは思ってないのであれば、俺はその考えを尊重しなければならないんだ」

 一時期は関係性が悪化したなかで、デュラントの考えを何よりも尊重しながら付き合う方法を採ったグリーン。そして「俺たちが関係を修復し、再び親しくなれた理由のひとつは、俺がそのようにアプローチしたからだと思っているよ」と話した。

 今夏の東京五輪では、アメリカ代表のチームメイトとして大会4連覇に大きく貢献した2人。10月19日から始まるNBA2021-22シーズンでは、今度は良きライバルとして激しく火花を散らしてほしいものだ。

構成●ダンクシュート編集部

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