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NBA

「あれはバスケじゃない」と失笑のロッドマンは現代NBAに興味なし「ディープ3を観たくないんだ」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2021.09.06

肉弾戦を生き抜いたロッドマンからすれば、“ソフト”な現代NBAは観るに堪えないようだ。(C)Getty Images

肉弾戦を生き抜いたロッドマンからすれば、“ソフト”な現代NBAは観るに堪えないようだ。(C)Getty Images

 2021-22シーズンに創設75周年の節目を迎えるNBA。現代のリーグは、ステフィン・カリー、クレイ・トンプソン、ドレイモンド・グリーンを中心としたゴールデンステイト・ウォリアーズのようなスモールボールがトレンドとなり、ポジションレス化が進むなど大きく変化している。そんなNBAを「特に観ない」と断言する殿堂入り選手のデニス・ロッドマンが、観ない理由について言及した。

 ロッドマンと言えば1980年代後半、ファウルすれすれのハードディフェンスで “バッドボーイズ”と恐れられたデトロイト・ピストンズでリーグ2連覇を経験。その後、1996~98年にはシカゴ・ブルズでマイケル・ジョーダン&スコッティ・ピッペンの両雄とともにスリーピート(3連覇)を達成したリバウンド職人だ。

 歯に衣着せぬ発言、奇抜な髪型やファッション、カメラマンを蹴り飛ばしての出場停止処分、プロレス参戦と、現役時代は問題児ぶりが再三取り沙汰されたが、『FULL SEND PODCAST』に出演した際、「君はいくつキャリアでテクニカルファウルをもらった? コート上では一種のバッドボーイ(悪童)だった」と問いかけられると、「俺はバッドボーイじゃない。自分の仕事をしたまでさ」と断言した。
 
「俺は競い合って戦うのを楽しみにコートに立っていたし、観ている連中の多くがそれでハッピーになっていた。この世界では俺はビッグマンじゃない。6フィート6インチ(身長198cm。公称は6フィート7インチの201cm)の男が7フッター(身長213cm)で140kg級の男たちと対峙する。俺は自分のすべきことをしただけさ。ディフェンスもディフェンシブ・リバウンドも好きだった。『金を稼ぐために働いてやる』って気にさせてくれたよ」

 フィジカルとタフさが求められる時代で揉まれたロッドマンの目には、ハンドチェック・ルールが廃止され、アウトサイド主体のスタイルが主流となった現代が“ソフト”に映っているようだ。「今もNBAを観ている?」との質問に、失笑を交えながら観ていないことを明かすとともに、持論を展開している。
 
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