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「簡単な決断だった」去就が注目されたポールは、なぜ迷わずサンズ残留を決めたのか<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2021.09.13

去就が注目されたポールだが、「簡単な決断だった」としてサンズ残留を決めた。(C)Getty Images

去就が注目されたポールだが、「簡単な決断だった」としてサンズ残留を決めた。(C)Getty Images

 昨季、予想外の快進撃でNBAファイナル進出を果たしたフェニックス・サンズ。ミルウォーキー・バックスに敗れ惜しくもリーグ制覇はならなかったものの、一躍リーグのサプライズチームとなり、地元ファンを喜ばせた。

 その原動力となったのが、クリス・ポールであることは間違いない。2020年のオフにトレードで加入した歴代屈指の名司令塔は、プレーでの絶大な貢献度もさることながら、若手の模範としてデビン・ブッカーやディアンドレ・エイトンらに好影響を与えるなど、コート内外で存在感を発揮。加入初年度からチームに見事にフィットし、サンズを強豪球団へと押し上げてみせた。

 そんなポールは昨季の時点で、2021-22シーズンの契約がプレーヤーオプションとなっていた。その去就に注目が集まるなか、8月1日(日本時間2日)にオプションを破棄して完全FAとなったポールは、直後にサンズと4年1億2000万ドルで再契約を締結。再びサンズの一員として、頂点を目指すこととなった。
 
 自身初の優勝を求めて他球団への移籍も考えられたなかで、サンズ残留を決めたポール。『USA Today』とのインタビューのなかで、その決断を「簡単なものだった」と話したポールは、その理由について次のように語った。

「バスケットボールをプレーする環境の面で気に入っているだけでなく、(ロサンゼルスに住む)家族とも近くにいられるし、それにフェニックス自体が家族のようなものだからね。戻って来れて興奮しているよ」

 公私両面でフェニックスを気に入っていることが、残留の理由になったと話したポール。頼れる司令塔が率いるサンズは、今季も他球団にとって危険なチームであることは間違いない。

構成●ダンクシュート編集部

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