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NBA

優勝候補のネッツに不穏な空気…ワクチン“未接種疑惑”のアービングはホームゲームを欠場?<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2021.09.28

アービングはリーグ屈指の実力者でファン人気も高いだけに、今後の動向が注目される。(C)Getty Images

アービングはリーグ屈指の実力者でファン人気も高いだけに、今後の動向が注目される。(C)Getty Images

 NBAはいよいよメディアデーが始まり、10月19日の新シーズン開幕に向けてカウントダウンが始まった。

 そんななか、今季の優勝候補にも挙げられているブルックリン・ネッツに開幕前から暗雲が立ち込めている。チームの看板選手の1人で、オールスターポイントガードのカイリー・アービングがホームゲームに出場できない可能性があるという。

 ブルックリンのあるニューヨークでは、プロスポーツ選手がアリーナでプレーするにはワクチン接種証明書の提出を義務化している。しかしアービングは、ワクチン未接種の疑惑があるのだ。

 さらにネッツが不安に思っているのが、アービングの最近のSNS上での行動である。『Rolling Stone』のマット・サリバン記者によると、黒人をマスターコンピューターにつなげる『サタン計画』を実行するため、モデルナワクチンにはマイクロチップが埋め込まれていると主張する陰謀論者のインスタグラムをアービングがフォローし、その投稿に「いいね」を押しているのだ。

 なお、アメリカでは黒人やヒスパニック系のワクチン接種率が低く、その理由のひとつが陰謀論を始めとするデマと言われている。もちろん、それら信じているのは一部で、NBAではすでに約90%の選手が接種を終えているという。
 
 先日、レジェンドセンターのカリーム・アブドゥル・ジャバー(元ロサンゼルス・レイカーズほか)は、「NBAはすべての選手とスタッフにワクチン接種を要求するか、接種しないならチームから外すべき」と断言するなど、リーグ関係者の大多数が接種に対してポジティブな意見を持っている。

 NBAのコロナ規定によりメディアデーの参加を取りやめたアービング。29歳の司令塔はZoom会見で「(ワクチン接種は)プライベートなままにしておきたい」と明言を避けつつも「どんなことがあってもリーダーの1人として、チームを引っ張っていくつもりだ」と語った。

 今年サンディエゴでトレーニングキャンプを行なうネッツは、10月3日からプレシーズンマッチスタート。初戦(ロサンゼルス・レイカーズ)はアウェーだが、8日にはホームのバークレイズ・センターでミルウォーキー・バックスとの対戦が組まれている。

 ネッツにはケビン・デュラント、ジェームズ・ハーデンとリーグ屈指のスター選手がいるが、アービングも優勝には不可欠な人材。会場を訪れるファンにとっても重要な問題だけに、今後の動きが注目される。

構成●ダンクシュート編集部
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