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NBA

「僕の仕事は彼をサポートすること」ローズが開幕に向けて意気込み!「いつプレーするかは気にしない」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2021.09.29

ローズは「必要なことは何でもする」と語り、新加入のウォーカーをサポート役を買って出た。(C)Getty Images

ローズは「必要なことは何でもする」と語り、新加入のウォーカーをサポート役を買って出た。(C)Getty Images

 ニューヨーク・ニックスのデリック・ローズは今夏、3年総額4300万ドル(約47億8000万円)で再契約した。オールスター経験者のケンバ・ウォーカーが加入したなかで、新シーズンはプレータイムにはこだわらず、チームが成功するために全力を尽くすと誓っている。

 ニックスは昨季、8年ぶりにプレーオフに進出。MIP(最も成長した選手)に輝いたジュリアス・ランドル、RJ・バレットの活躍はもちろんだが、シーズン途中に古巣復帰となったローズの存在は想像以上に大きかった。

 移籍後、控えガードとして35試合で平均14.9点、4.2アシスト、3ポイント成功率41.1%を記録すると、アトランタ・ホークスとのプレーオフ1回戦では、第3戦からはスターターを任され、シリーズ平均19.4点、4.0リバウンド、5.0アシスト、3ポイント成功率47.1%と奮闘した。
 
 今オフにニックスと再契約を結んだなかで、オクラホマシティ・サンダーと7400万ドル(約82億6000万円)でバイアウト(契約買い取り)に合意後、2年総額1800万ドル(約20億円)でウォーカーが加入。気になるのはポイントガードのポジション争いだが、米紙『New York Post』によれば、ローズはメディアデーで「彼がスターティング5だ」とウォーカーを立て、起用法にはこだわらない姿勢を示している。
 
「ゲームの流れを変えるために必要なことは何でもする。出場時間、いつプレーするかは気にしない。それはティブス(ティボドーHC)の仕事だからね。でも、僕らは選手層の厚いチームだと思う。僕は14年目だ。ここにいることに感謝している。彼はスターターだ。ニューヨーク出身で、証明することがたくさんある。その舞台を与えないといけないし、チャンスを与えないといけない。スターターのポジションを争うのではなく、僕の仕事は彼をサポートして、足りない部分があればそれを埋めることさ」

 ウォーカー自身、ヒザに不安を抱えているが、ローズのこの言葉に呼応するように、吸収しながらも負担を軽減していきたいと思いを口にする。

「僕はD-Roseの大ファンだ。スタートか、スタートでないか、それは問題じゃない。勝ちたい、ただそれだけ。元MVPで、すべてを経験してきた選手と同じチームにいるのは特別なことさ。昨季、彼とチームがどのようにプレーし、結果を残してきたことを見てきた。上手くやれば、彼から少しプレッシャーを軽減できると思う」

 ローズとウォーカーのダブル司令塔がケガなくシーズンを過ごし、若きチームをコントロールできた時、ニックスが昨季以上の成績を残すのは決して難しいミッションではないはずだ。

構成●ダンクシュート編集部
 
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