現地時間10月15日、NBAのプレシーズン全日程が終了した。ここから3日間を挟み、19日から2021-22レギュラーシーズンが幕開けとなる。
各チーム4~6試合を戦ったプレシーズンでは、ニューヨーク・ニックス、シカゴ・ブルズ、ゴールデンステイト・ウォリアーズ、ダラス・マーベリックス、サクラメント・キングスの5チームが全勝。一方、ワシントン・ウィザーズとロサンゼルス・レイカーズの2チームが、東西カンファレンスで唯一の全敗に終わった。
とくに大型補強を敢行し、今季の優勝候補に挙がるレイカーズが6試合で1勝もあげられなかったのは意外だった。もちろん、プレシーズンはベテラン選手にとっては調整の場で、レブロン・ジェームズは3試合で平均24.4分の出場、そのほかの主力選手も平均20~25分程度の出場にとどまっている。ちなみに、昨季のファイナリストであるミルウォーキー・バックスとフェニックス・サンズも、同年のプレシーズンは全敗だった。
それでも、レイカーズにとってこの全敗という結果を無視できないのは、9年前の苦い記憶があるからだ。
2012年、プレーオフで2年続けてカンファレンス準決勝で敗れたチームは、オフにドワイト・ハワードとスティーブ・ナッシュを獲得。主軸のコビー・ブライアントとパウ・ガソルに2人のビッグネームを加えて、王者マイアミ・ヒートとともに優勝候補に挙げられた。
しかし、迎えたプレシーズンでは8試合を戦って全敗。この時もコビーは3試合を欠場し、ハワードは出場自体が2試合のみだったが、開幕後の先行きを不安視させた。
その不安は的中し、2012-13シーズンのレイカーズは開幕3連敗(プレシーズンを合わせると11連敗)。1勝4敗となった時点で指揮官のマイク・ブラウンを更迭し、立て直しを図ったが、最終成績は45勝37敗でカンファレンス7位タイ。シーズン終盤には大黒柱のコビーがアキレス腱断裂の重傷を負い、プレーオフも1回戦でスウィープ負けを喫した。
なお、今季と当時の共通点として、どちらも主力が高齢。さらに、プレシーズンの平均失点がどちらもリーグ下位などが挙げられる(2012年はリーグ28位、今季は30位)。
はたしてレイカーズは9年前の不吉なデータを払拭できるのか。今季は開幕戦でウォリアーズ、その後サンズ、グリズリーズとのホーム3連戦で幕を開ける。ベテラン集団の船出に注目したい。
構成●ダンクシュート編集部
各チーム4~6試合を戦ったプレシーズンでは、ニューヨーク・ニックス、シカゴ・ブルズ、ゴールデンステイト・ウォリアーズ、ダラス・マーベリックス、サクラメント・キングスの5チームが全勝。一方、ワシントン・ウィザーズとロサンゼルス・レイカーズの2チームが、東西カンファレンスで唯一の全敗に終わった。
とくに大型補強を敢行し、今季の優勝候補に挙がるレイカーズが6試合で1勝もあげられなかったのは意外だった。もちろん、プレシーズンはベテラン選手にとっては調整の場で、レブロン・ジェームズは3試合で平均24.4分の出場、そのほかの主力選手も平均20~25分程度の出場にとどまっている。ちなみに、昨季のファイナリストであるミルウォーキー・バックスとフェニックス・サンズも、同年のプレシーズンは全敗だった。
それでも、レイカーズにとってこの全敗という結果を無視できないのは、9年前の苦い記憶があるからだ。
2012年、プレーオフで2年続けてカンファレンス準決勝で敗れたチームは、オフにドワイト・ハワードとスティーブ・ナッシュを獲得。主軸のコビー・ブライアントとパウ・ガソルに2人のビッグネームを加えて、王者マイアミ・ヒートとともに優勝候補に挙げられた。
しかし、迎えたプレシーズンでは8試合を戦って全敗。この時もコビーは3試合を欠場し、ハワードは出場自体が2試合のみだったが、開幕後の先行きを不安視させた。
その不安は的中し、2012-13シーズンのレイカーズは開幕3連敗(プレシーズンを合わせると11連敗)。1勝4敗となった時点で指揮官のマイク・ブラウンを更迭し、立て直しを図ったが、最終成績は45勝37敗でカンファレンス7位タイ。シーズン終盤には大黒柱のコビーがアキレス腱断裂の重傷を負い、プレーオフも1回戦でスウィープ負けを喫した。
なお、今季と当時の共通点として、どちらも主力が高齢。さらに、プレシーズンの平均失点がどちらもリーグ下位などが挙げられる(2012年はリーグ28位、今季は30位)。
はたしてレイカーズは9年前の不吉なデータを払拭できるのか。今季は開幕戦でウォリアーズ、その後サンズ、グリズリーズとのホーム3連戦で幕を開ける。ベテラン集団の船出に注目したい。
構成●ダンクシュート編集部
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