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「いつ良くなるか俺たちだってわからない」連敗中にウエストブルックが漏らした本音「同じ質問に飽きた」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2021.11.22

なかなか波に乗り切れないレイカーズ。ウエストブルックが話したように、今後も状況を打開すべく模索し続けるしかない。(C)Getty Images

 現地時間11月19日(日本時間20日、日付は以下同)、ロサンゼルス・レイカーズは敵地TDガーデンでボストン・セルティックスと対戦。レブロン・ジェームズが2週間半ぶりに戦列復帰するも、108-130で敗れ今季初の3連敗を喫した。

 この試合、レイカーズはアンソニー・デイビスが31得点、6リバウンド、3ブロック、レブロンが23得点、6リバウンド、2スティール、カーメロ・アンソニーが13得点、4リバウンド、ラッセル・ウエストブルックが12得点、6アシストをマーク。しかしジェイソン・テイタムの37得点、11リバウンド、3スティールを筆頭に、マーカス・スマートが22得点、8リバウンド、6アシスト、デニス・シュルーダーが古巣相手に21得点、6リバウンド、6アシスト、アル・ホーフォードが18得点、4アシスト、ジョシュ・リチャードソンが15得点とセルティックスの面々に活躍を許し、大差での敗北を喫する結果となった。

 レイカーズはデイビスとドワイト・ハワードをセンターとして起用。これに対しセルティックスは、チームトップの平均9.2リバウンドを誇るロバート・ウィリアムズ三世、オールスターのジェイレン・ブラウンを欠くなかで、51-33とリバウンド面で圧倒してみせた。
 
「リバウンドだな……。そんなに難しいことじゃない。ボールを奪いに行く……シンプルなことだ」。ウエストブルックは敗因についてそう語っており、デイビスも今季最多失点を喫したことについて「俺たちは毎晩競り合うことはできる。でも問題はオフェンスじゃなく、ディフェンスにあると思う。俺たちはディフェンス面でもっといい仕事をしていかなきゃいけない」と警鐘を鳴らす。

 昨季のレイカーズは、レブロンとデイビスを故障により欠く試合が多かったが、そのなかでも42勝30敗(勝率58.3%)という成績を残すことができた要因のひとつは、リーグトップのディフェンシブレーティング(106.8)を記録した守備力があったから。だが今季はその数値が同20位(108.5)までダウンしており、ここ5試合(1勝4敗)にいたっては同25位の113.9まで悪化している。
 
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「負けるたび同じ質問をされることに飽きてしまった」とウエストブルック