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NBA

「彼が諦めなくて嬉しい」トーマスのNBA復帰をレブロン、スマートが祝福「あの男は戦士だから」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2021.12.20

トーマスの復帰を戦友たちが祝福。はたして再びリーグに定着できるか。(C)Getty Images

トーマスの復帰を戦友たちが祝福。はたして再びリーグに定着できるか。(C)Getty Images

「この24時間はいろんなことがありすぎて圧倒されてきたよ。でもこれは僕がずっと望んでいたことで、それを目指してやってきた。ラッキーなことに、僕はその機会を手にしたんだ。レイカーズでまたプレーできるなんて最高さ。何よりも、この機会を与えてくれたことに感謝している」

 今季の開幕をFA(フリーエージェント)状態で迎えたアイザイア・トーマスは、現地時間12月17日(日本時間18日、日付は以下同)にロサンゼルス・レイカーズと10日間契約を結んでNBAに復帰。同日のミネソタ・ティンバーウルブズ戦に早速出場し、ベンチスタートながらチームトップの19得点を叩き出した32歳は、試合後にそう語り喜びを口にしていた。

 トーマスがNBAでプレーするのは、昨季の4月に10日間契約でニューオリンズ・ペリカンズへ加入して以来、約半年ぶりのこと。ただ、フランク・ヴォーゲルHC(ヘッドコーチ)は「彼はスコアラーとして活躍できることを証明してきた。素晴らしいオフェンシブプレーヤーだ」と評価しており、クリーブランド・キャバリアーズで短期間チームメイトだったレブロン・ジェームズも「健康体のIT(トーマスの愛称)をリーグで見ることができて嬉しいね。当然、彼を加えたのはいいことさ」と期待を寄せている。
 
「僕はこういった瞬間のために準備してきた。NBAで10年間もプレーしてきたから、あとはチームメイトたちのことを知るだけ。僕としては、(試合に)負けたけど(復帰できて)最高の瞬間になった。ここ数年でいろいろとあったけど、レイカーのユニフォームを着てコートに出れたことは最高だった」

 試合後にそう語ったトーマス。レイカーズはアンソニー・デイビスが左ヒザを痛めて最低4週間離脱する上、新型コロナウイルスの安全衛生プロトコル入りで複数の選手たちが欠場しており、トーマスにとっては再びNBAで活躍するチャンスでもある。

 キャブズ時代、トーマスはレブロンとも共闘したのだが、当時はケガを抱えていたこともあり、不完全燃焼のまま決別。だが今回は「今の自分は健康体なんだ。彼に(自分の力を)提供できる。そう、彼を助けることだってできるんだ」と自信を見せていた。
 
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