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「僕らはすごく相性が良い」クーズマが八村塁との同時出場を望む「どちらかがミスマッチを生かせる」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2022.02.08

クーズマ(右)は同じポジションの八村のプレーだけでなく、人間性も高く評価した。(C)Getty Images

 八村塁の所属するワシントン・ウィザーズは現地2月7日、ホームコートのキャピタル・ワン・アリーナでイースタン・カンファレンス首位のマイアミ・ヒートと対戦。1月17日以来となる地元での勝利を狙ったものの、試合序盤から主導権を握られ、100-121と大差で敗れた。

 八村は今季最長となる26分間の出場で2本の3ポイントを含む11得点に3リバウンド、1アシスト、1スティール。日本のエースは第3クォーター残り4分から試合終了までコートに立ち続け、個人としてはまずまずのパフォーマンスを見せた。

 強豪に実力差を見せつけられたウィザーズは24勝29敗(勝率45.3%)でカンファレンス11位。8位のボストン・セルティックスとは5ゲーム差とまだ逆転可能な位置にいるが、今年に入って6勝12敗、過去10試合で8敗と調子を大きく落としている。

 このヒート戦後、昨夏にウィザーズに加入し開幕から先発を務めているカイル・クーズマが八村について語った。

「僕はルイとプレーするのが好きだ。彼には成功してほしいから一緒にコートに立っている時『積極的にプレーしろ』『考えすぎるな』『どんどん得点しろ』とアドバイスしている。彼が活躍すればみんなも活躍できる。一緒にプレーしている時間帯の内容は良い。フィラデルフィア(セブンティシクサーズ)戦とミルウォーキー(バックス)戦の一部内容は良かった。僕らはすごく相性が良いと思う。僕らが3番(スモールフォワード)と4番(パワーフォワード)を務めていれば、どちらかが相手ウイング選手とのミスマッチを生かせる」
 
 さらにクーズマは同じポジションで後輩の八村の人間性についても評価。

「いいヤツだしアドバイスも聞くし向上心にも溢れている。(自分たちの)指摘も素直に受け入れる。彼は向上しようと常に努力しているんだ」

 以前にもクーズマは八村と一緒に出場した時間帯のプレーに手応えを感じていた。またウィザーズのウェス・アンセルドJr.・ヘッドコーチは八村をセンターで起用するスモールラインナップの採用を示唆していた。

 1月9日に復帰した八村はここまで14試合に出場し、平均7.8点、3.6リバウンド、0.9アシスト、フィールドゴール成功率43.6%、3ポイント成功率37.9%を記録。依然としてベンチスタートが続いているが、2月に入ってからは4戦中2試合で2桁得点と少しずつ調子を上げている。

 2月10日に設定された今季のトレード・デッドラインまであとわずか。スランプ脱出のためにウィザーズは主力の放出も噂されているが、先発メンバーの変更も打開策のひとつと言えるだろう。

構成●ダンクシュート編集部
 
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