一昨季のNBA王者であるロサンゼルス・レイカーズは、27勝31敗(勝率46.6%)、ウエスタン・カンファレンス9位という成績でオールスターブレイクを迎えた。
無条件でプレーオフに駒を進めるためには6位以内に入ることが必須だが、6位のデンバー・ナゲッツ(34勝25敗/勝率57.6%)とは現在6.5ゲーム差。シーズン終了時点で7位から10位の場合はプレーイン・トーナメントを戦い、残る席を勝ち取らなければならない。
※プレーイン・トーナメント=カンファレンス7位と8位(①)、9位と10位(②)が一発勝負を実施。①の勝者が第7シード、①の敗者と②の勝者による最終戦を制したチームが第8シードとなってプレーオフに出場することができる。
現地時間2月24日のチーム練習後、フランク・ヴォーゲルHCは現状を見定め、後半戦の展望を語った。
「我々のゴールはまず上位6チームに入ること。道のりは険しいが、このチームがしっかり戦うことができれば手が届く位置にある。もしそうならない、あるいはたどり着けないのであれば、最初のプレーイン・ゲームの枠に入ること。最初のプレーイン・ゲーム(7位または8位のチーム)は2度のチャンスがある。9、10位ではチャンスが一度しかない。だからどの試合も重要になってくる」
残り24試合で6.5ゲーム差を覆すためには、レイカーズが連勝を続けるだけでなく、ナゲッツ(またはその他の上位チーム)が大きく負け越す必要があり、実現する可能性は低い。そのため、現実的な目標は指揮官の言葉通り、プレーオフ出場をかけて2度戦うことができる7位か8位へ順位を上げることだろう。
現在8位のロサンゼルス・クリッパーズ(30勝31敗/勝率49.2%)とは1.5ゲーム差で、7位のミネソタ・ティンバーウルブズ(32勝28敗/勝率53.3%)とは4.0ゲーム離れている。いずれにせよ、レイカーズは後半戦で勝負をかけなければならない立場に変わりはない。
「我々はできる限り順位を上げていきたい。だがそれよりも重要なのは、勝負どころで自分たちのベストなバスケットボールをして、プレーオフにピークを持っていくことにある」。そう指揮官が話していることからも、プレーイン参戦は覚悟していると見ていいだろう。
昨季ワシントン・ウィザーズでプレーイン・ゲームを2試合戦い、イースタン・カンファレンスの第8シードを勝ち取った経験を持つラッセル・ウエストブルックはこう話す。
「プレーイン・ゲームだろうが何だろうが、俺たちの仕事は現状を受け入れて一日一日を過ごしていくこと。どの順位にいようと、目標とする位置へ行くためどんな相手であろうと倒さなきゃならない。俺たちのマインドは正しい状態にある。エナジーと努力も、正しい方向へと向かっている」
残り24試合のうち14試合は勝率5割を上回るチームとの対戦で、今季9勝18敗と大きく負け越しているアウェーゲームも14戦を占める。はたして、リーグ屈指の名門が迎える今季の最終着地点はどこになるのか。後半戦も大きな注目を集めることは間違いない。
文●秋山裕之(フリーライター)
無条件でプレーオフに駒を進めるためには6位以内に入ることが必須だが、6位のデンバー・ナゲッツ(34勝25敗/勝率57.6%)とは現在6.5ゲーム差。シーズン終了時点で7位から10位の場合はプレーイン・トーナメントを戦い、残る席を勝ち取らなければならない。
※プレーイン・トーナメント=カンファレンス7位と8位(①)、9位と10位(②)が一発勝負を実施。①の勝者が第7シード、①の敗者と②の勝者による最終戦を制したチームが第8シードとなってプレーオフに出場することができる。
現地時間2月24日のチーム練習後、フランク・ヴォーゲルHCは現状を見定め、後半戦の展望を語った。
「我々のゴールはまず上位6チームに入ること。道のりは険しいが、このチームがしっかり戦うことができれば手が届く位置にある。もしそうならない、あるいはたどり着けないのであれば、最初のプレーイン・ゲームの枠に入ること。最初のプレーイン・ゲーム(7位または8位のチーム)は2度のチャンスがある。9、10位ではチャンスが一度しかない。だからどの試合も重要になってくる」
残り24試合で6.5ゲーム差を覆すためには、レイカーズが連勝を続けるだけでなく、ナゲッツ(またはその他の上位チーム)が大きく負け越す必要があり、実現する可能性は低い。そのため、現実的な目標は指揮官の言葉通り、プレーオフ出場をかけて2度戦うことができる7位か8位へ順位を上げることだろう。
現在8位のロサンゼルス・クリッパーズ(30勝31敗/勝率49.2%)とは1.5ゲーム差で、7位のミネソタ・ティンバーウルブズ(32勝28敗/勝率53.3%)とは4.0ゲーム離れている。いずれにせよ、レイカーズは後半戦で勝負をかけなければならない立場に変わりはない。
「我々はできる限り順位を上げていきたい。だがそれよりも重要なのは、勝負どころで自分たちのベストなバスケットボールをして、プレーオフにピークを持っていくことにある」。そう指揮官が話していることからも、プレーイン参戦は覚悟していると見ていいだろう。
昨季ワシントン・ウィザーズでプレーイン・ゲームを2試合戦い、イースタン・カンファレンスの第8シードを勝ち取った経験を持つラッセル・ウエストブルックはこう話す。
「プレーイン・ゲームだろうが何だろうが、俺たちの仕事は現状を受け入れて一日一日を過ごしていくこと。どの順位にいようと、目標とする位置へ行くためどんな相手であろうと倒さなきゃならない。俺たちのマインドは正しい状態にある。エナジーと努力も、正しい方向へと向かっている」
残り24試合のうち14試合は勝率5割を上回るチームとの対戦で、今季9勝18敗と大きく負け越しているアウェーゲームも14戦を占める。はたして、リーグ屈指の名門が迎える今季の最終着地点はどこになるのか。後半戦も大きな注目を集めることは間違いない。
文●秋山裕之(フリーライター)