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NBA

百戦錬磨のウォリアーズは第1シード獲得に重きを置かず?「関係ない」とグリーンが語る理由とは<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2022.02.28

ウエスト首位のサンズを6.0ゲーム差で追いかけるウォリアーズ。ただ、グリーンは第1シード奪取がそれほど重要ではないと考えているようだ。(C)Getty Images

ウエスト首位のサンズを6.0ゲーム差で追いかけるウォリアーズ。ただ、グリーンは第1シード奪取がそれほど重要ではないと考えているようだ。(C)Getty Images

 現地時間2月26日(日本時間27日、日付は以下同)、故障離脱中だったゴールデンステイト・ウォリアーズのドレイモンド・グリーンが、今年の1月上旬以来初となるチーム練習へ参加した。

「彼のエナジーや声がジムに戻ってきたのは素晴らしいこと。フィジカル面ではすごく良く見えたね。彼にとっても今日は非常にポジティブなステップになった」

 スティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)はそう話し、チームの屋台骨であるグリーンの練習復帰を歓迎。31歳のフォワードはふくらはぎの張りと腰の椎間板を痛めたことで1月上旬から戦線離脱していたが、この日はシューティングドリルや5対0など、いくつかのメニューをこなした。

 故障中はバスケットボールに関するアクティビティができなかったことで、ウェイトルームに籠って身体を鍛えていたというグリーン。これにより「今までの人生で最も強靭な状態にある。この6週間というもの、ウェイトルームにいたからな。そこで1日4、5時間は鍛えていた」と話している。
 
 とはいえ、オールスターゲームが行なわれた20日時点で、グリーンは復帰まで3~4週間かかるかもしれないと話していたことから、戦列復帰時期は3月下旬、つまりレギュラーシーズン終盤戦。プレーオフまで1か月を切った段階でようやく、ウォリアーズはベストメンバーが揃う見込みとなる。

 チームは現在ウエスタン・カンファレンス2位の43勝18敗(勝率70.5%)で、6位のデンバー・ナゲッツ(35勝25敗/勝率58.3%)とは7.5ゲーム離れている。そのため、ここから大崩れしない限り、プレーイン・トーナメントへ参戦せずにプレーオフへ駒を進めることができるだろう。

 一方、首位のフェニックス・サンズ(49勝12敗/勝率80.2%)とは6.0ゲーム差があるが、グリーンは「この時期に第1シードを獲得することに集中すべきではない」と話す。

「ゴールはロード(アウェー)で1勝することにある。4ゲーム、あるいは6、7ゲーム差であろうと、ゴールはロードで1勝することだ。第2シードなら、ロードで1勝しなきゃならない。だがシード順をひとつ上げるために疲弊してはいけない。確かに、第1シードになれば(プレーオフの)シリーズで1試合多くホームで戦えるし、最終戦をホームで戦える。でも俺はロードの第7戦で勝ったことがあるし、ホームの第7戦に敗れたこともある。だから関係ないのさ」
 
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