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「アグレッシブになる必要がある」シクサーズ加入後8勝2敗と好調なハーデン。エンビードも「正しいプレーができている」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2022.03.20

早くも好連携を見せるエンビード(左)とハーデン(右)。チームも好調でプレーオフにも期待がかかる。(C)Getty Images

 現地時間3月18日(日本時間19日)、フィラデルフィア・セブンティシクサーズはホームでダラス・マーベリックスを111-101で下し、今季戦績を43勝26敗(勝率62.3%)とした。

 この日はジョエル・エンビードがゲームハイの32得点に8リバウンド、4アシスト、5スティールをマーク。さらにジェームズ・ハーデンが24得点、7リバウンド、12アシスト、トバイアス・ハリスが14得点、ジョージ・ニアンが12得点、マティス・サイブルが10得点、2スティールと続いた。

 先月のトレード・デッドラインでブルックリン・ネッツから加入したハーデンは、シクサーズで10試合を終えて平均38.0分、22.9点、6.8リバウンド、10.7アシストを記録。チームも8勝2敗という好成績で、イースト首位争いを演じている。

 ここまでのプレーについてハーデンは「凄くいいね」と切り出すも、まだまだこんなものではないと言わんばかりに今後のさらなる奮起を誓った。
 
「俺はアグレッシブになる必要がある。今夜はそのいいサインになったと思う。俺には依然としてアタックモードになって点を取りにいく必要がある。それが俺の仕事だからね。プレーメーカーの時とのバランスをとろうとしているのさ」

 その言葉を体現したのがマブズ戦の第4クォーター。ハーデンは両チーム最多の11得点、4アシストでチームを牽引し、ウエスタン・カンファレンス上位チームを破る殊勲者となった。

「この試合の、特に第4クォーターで俺はアタックを繰り返し、プレーメーキングもできていた。ロブ(パス)があり、3ポイントを生まれた。それは俺の積極性から発生したものなんだ。俺たちはゲームの流れを読んでいかなきゃいけない。今夜の俺は、まさに上手く読むことができたと思うね」

 ヒューストン・ロケッツ時代には3シーズン連続で平均30点超えでの得点王を獲得してきたハーデン。緩急をつけたドライブからレイアップやフローターを繰り出し、アウトサイドではシグネチャームーブのステップバックスリーで毎シーズンのようにチームのスコアリングリーダーを務めてきた。一方で、今季のシクサーズにはエンビードというリーグ随一の支配力を誇るビッグマンがいる。
 
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「このチームは十分なタレントが揃っている」