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今季のレイカーズはNBA史上ワーストチーム?期待を裏切った過去のスター軍団と比較<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2022.04.06

レブロン、デイビス、ウエストブルックらスターを揃えながら、今季のレイカーズはプレーオフにも進めなかった。(C)Getty Images

 現地時間4月5日、ロサンゼルス・レイカーズは敵地でウエスタン・カンファレンス1位のフェニックス・サンズに110-121で敗戦。これで今季48敗目(31勝)となり、同日に順位を争っていたサンアントニオ・スパーズが勝利したためプレーオフ不出場が決まり、レイカーズの2021-22シーズンは終焉を迎えた。

 レブロン・ジェームズ、アンソニー・デイビス、ラッセル・ウエストブルックというリーグトップ10に入るスター選手、さらにオールスター経験者のカーメロ・アンソニー、ドワイト・ハワード、ラジョン・ロンド、ディアンドレ・ジョーダン(ロンドとジョーダンは今季途中で退団)というビッグネームを揃えたものの、早すぎるオフを迎えたレイカーズ。

 ただNBAには過去にもスタ―プレーヤーを多数擁しながら結果を残せず、ファンを失望させたチームはあった。ここではシーズン開幕前は優勝候補に挙げられながら、期待外れに終わったチームを紹介する。(※ファイナルに出場したチームは除外)
 
■2012-13ロサンゼルス・レイカーズ
 2010年以来の王座奪還を狙うチームは、開幕前に元MVPの司令塔スティーブ・ナッシュ、当時リーグNo.1センターだったドワイト・ハワードを補強。先発はこの2人に絶対的エースのコビー・ブライアント、オールラウンドビッグマンのパウ・ガソル、守備職人のメッタ・ワールドピースと全員がオールスター経験者という超豪華メンバーを揃えた。

 ところが、プレシーズンは8戦全敗、開幕後も1勝4敗とつまずき、HC(ヘッドコーチ)のマイク・ブラウンは解任。後任にはナッシュのサンズ時代の恩師であるマイク・ダントーニが就いたが、当時38歳の司令塔はケガに苦しみ、自身が主役になりたいハワードはコビーと共存できず。

 最終的にチームはコビーの孤軍奮闘が目立ち、そのエースもシーズン終盤に故障で戦線離脱。ウエスト7位で何とかプレーオフには進んだものの、1回戦でスパーズにスウィープ負けを喫し、1年でハワードは退団した。

■2013-14ブルックリン・ネッツ
 2013年7月、チームは5選手と14、16、17、18年のドラフト1巡目指名権を譲渡する権利と引き換えにボストン・セルティックスから万能フォワードのケビン・ガーネット、スコアラーのポール・ピアース、実力派シックスマンのジェイソン・テリーらを獲得。デロン・ウィリアムズ、ジョー・ジョンソン、ブルック・ロペス、アンドレイ・キリレンコとのパワーハウスを完成させ、この年からHCに就任したジェイソン・キッドの下で球団初優勝を目指した。

 ただ、シーズンは44勝38敗と"平凡"な成績に終わり、プレーオフは1回戦こそトロント・ラプターズを4勝3敗で退けたものの、2回戦ではレブロン、ドゥエイン・ウェイド、クリス・ボッシュのビッグ3擁するマイアミ・ヒートに1勝4敗で敗退。"必勝"を期待されながら、ファイナルにも進めずチームは解体した。
 
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各ポジションに実力者を揃えたブレイザーズだが…