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NBA

レイカーズの次期HC候補に“カリーの恩師”ジャクソンが浮上。元選手は「彼は対処方法を把握している」とプッシュ!<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2022.04.17

2011年から14年までウォリアーズのHCを務め、当時若手だったカリーやトンプソンの成長をサポートした。(C)Getty Images

2011年から14年までウォリアーズのHCを務め、当時若手だったカリーやトンプソンの成長をサポートした。(C)Getty Images

 2021-22レギュラーシーズン終了から一夜明けた現地時間4月11日、ロサンゼルス・レイカーズはフランク・ヴォーゲル・ヘッドコーチ(HC)の解任を発表した。

 2019年にレイカーズのHCに就任したヴォーゲルは、3シーズンで127勝98敗(勝率56.4%)を記録。1年目の19-20シーズンにウエスタン・カンファレンストップの52勝19敗(勝率73.2%)を残し、レイカーズを通算17度目のNBAチャンピオンへと導いた。

 だが、昨季はウエスト7位の42勝30敗(勝率58.3%)で、プレーオフでは1回戦でフェニックス・サンズの前に2勝4敗で敗退。今季はウエスト11位の33勝49敗(勝率40.2%)でプレーイン・トーナメント進出も逃してロッタリーチームへ低迷。

 この2シーズンはレブロン・ジェームズ、アンソニー・デイビスという両輪がケガのため長期欠場を余儀なくされており、万全の戦力で戦い切れなかったのが最大の敗因。とくに今季は41種類もの先発陣をコートへ送り出すなど選手起用に頭を抱えたシーズンでもあった。

 厳しい状況のなかで、レイカーズを率いてきたヴォーゲルへチーム低迷の責任を擦り付ける形となった決定には同情の声が上がり、フロントへの批判が続出している。
 
 そんななか、12日に米メディア『The Athletic』は、マーク・ジャクソンがレイカーズのHCとなれば、レブロンを感激させるだろうと報道。ジャクソンは現役時代にニューヨーク・ニックスやインディアナ・ペイサーズなどで計17シーズンをプレーし、歴代5位となる通算1万334アシストを残した司令塔だ。

 現在は米スポーツ専門局『ESPN』と米放送局『ABC』でコメンテーターを務めているが、11年から14年までゴールデンステイト・ウォリアーズのHCを務めた実績を持つ。就任初年度はウエスト12位の(23勝43敗/勝率34.8%)に終わるも、翌シーズンにはウエスト6位の47勝35敗(勝率57.3%)、13-14シーズンもウエスト6位の51勝31敗(勝率62.2%)を残して2シーズン連続のプレーオフへ導いた。

 また、ステフィン・カリーとクレイ・トンプソンを「史上最高のシューティングバックコート」と称え、ドレイモンド・グリーンを積極的に起用して現在の基盤を形成させたことでも知られている。

 米メディア『TNT』でNBAアナリストを務める元選手のケニー・スミス(元ヒューストン・ロケッツほか)は、16日に『TMZ Sports』の取材でジャクソンの手腕を絶賛していた。

「マーク・ジャクソン。彼はああいう(レイカーズのような)環境での対処方法を把握している。彼はウォリアーズを競争力のあるチームへと引き上げた。カリーは多大な恩恵を受けている。なぜなら、マークが就任するまで、ステフは第4クォーターでほとんどプレーしていなかったからだ。私たちは彼があれほど素晴らしい選手になるとは思ってもみなかった」
 
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