現地時間5月2日から始まるマイアミ・ヒートとのプレーオフ・イースタン・カンファレンス準決勝を前に、フィラデルフィア・セブンティシクサーズにとっては絶対に避けたかった“悲劇”が起きてしまった。
トロント・ラプターズと激突したプレーオフ1回戦、シリーズ成績3勝2敗で迎えた第6戦。第4クォーター残り4分を切ろうかという時点で、119-90とシクサーズが大量リード。この試合の勝利、そしてファーストラウンド突破が濃厚となった状況での出来事だった。
リムアタックを仕掛けたパスカル・シアカムが、ジョエル・エンビードと激しくぶつかりながらショットを沈めエンドワンを獲得。しかしコーチチャレンジの結果、シアカムの左肘がエンビードの顔面にもろに入っていたことがわかり、判定はシアカムのオフェンシブ・ファウルに。このプレーの直後、エンビードはベンチへと下がっていった。
そして一夜明けた4月29日、恐れていた事態が起こる。米メディア『The Athletic』のシャムズ・シャラニア記者が報じたところによれば、前述した接触プレーにより、エンビードは右眼窩を骨折したうえ、軽度の脳震盪を起こしたことで無期限離脱。シクサーズは今季のシーズンMVP候補にも挙がっている絶対的な大黒柱抜きで、強敵ヒートと対峙しなければならなくなった。
ただ、無期限離脱と発表されたとはいえ、エンビードのシリーズ全休が確定したわけではない。米スポーツ専門局『ESPN』のラモーナ・シェルバーン記者によれば、右眼窩骨折の再検査を29日に、そして脳震盪の再検査を来週に行なう予定。最低でも5日間は欠場するが、同記者は「(復帰への)扉は閉ざされてない」と伝えている。
はたして、ヒートとのシリーズ中にエンビードの復帰は間に合うのか。トップシードを相手に苦戦は必至だが、ジェームズ・ハーデンやタイリース・マキシー、トバイアス・ハリスらを中心に、何とか踏みとどまって主砲の帰還を待ちたいところだ。
構成●ダンクシュート編集部
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トロント・ラプターズと激突したプレーオフ1回戦、シリーズ成績3勝2敗で迎えた第6戦。第4クォーター残り4分を切ろうかという時点で、119-90とシクサーズが大量リード。この試合の勝利、そしてファーストラウンド突破が濃厚となった状況での出来事だった。
リムアタックを仕掛けたパスカル・シアカムが、ジョエル・エンビードと激しくぶつかりながらショットを沈めエンドワンを獲得。しかしコーチチャレンジの結果、シアカムの左肘がエンビードの顔面にもろに入っていたことがわかり、判定はシアカムのオフェンシブ・ファウルに。このプレーの直後、エンビードはベンチへと下がっていった。
そして一夜明けた4月29日、恐れていた事態が起こる。米メディア『The Athletic』のシャムズ・シャラニア記者が報じたところによれば、前述した接触プレーにより、エンビードは右眼窩を骨折したうえ、軽度の脳震盪を起こしたことで無期限離脱。シクサーズは今季のシーズンMVP候補にも挙がっている絶対的な大黒柱抜きで、強敵ヒートと対峙しなければならなくなった。
ただ、無期限離脱と発表されたとはいえ、エンビードのシリーズ全休が確定したわけではない。米スポーツ専門局『ESPN』のラモーナ・シェルバーン記者によれば、右眼窩骨折の再検査を29日に、そして脳震盪の再検査を来週に行なう予定。最低でも5日間は欠場するが、同記者は「(復帰への)扉は閉ざされてない」と伝えている。
はたして、ヒートとのシリーズ中にエンビードの復帰は間に合うのか。トップシードを相手に苦戦は必至だが、ジェームズ・ハーデンやタイリース・マキシー、トバイアス・ハリスらを中心に、何とか踏みとどまって主砲の帰還を待ちたいところだ。
構成●ダンクシュート編集部
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