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NBA

「ここに来た時からずっと言っている」ハーデンに不満を募らせるエンビード「もっとアグレッシブにならないと」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2022.04.27

エンビード(左)が相棒ハーデン(右)のパフォーマンスに不満を訴えた。(C)Getty Images

エンビード(左)が相棒ハーデン(右)のパフォーマンスに不満を訴えた。(C)Getty Images

 フィラデルフィア・セブンティシクサーズは、今季途中にブルックリン・ネッツから、スコアラーのジェームズ・ハーデンを獲得。オールスターセンターのジョエル・エンビードとの超強力デュオを完成させ、イースタン・カンファレンス4位の51勝31敗(勝率62.2%)でレギュラーシーズンを終えた。

 プレーオフに入ると1回戦で第5シードのトロント・ラプターズ相手に3連勝。敵地での第3戦ではエンビードの決勝弾で接戦を制し、スウィープ決着(4連勝)も予想されたが、第4戦は102-110、ホームに戻った第5戦も88-103で敗れて2連敗を喫した。

 このシリーズ、エンビードは平均24.8点、11.6リバウンドをあげている一方で、ハーデンはエンビード、タイリース・マキシー(平均20.6点)に次ぐ平均18.4点。アシストは両軍最多の9.2本をマークしているものの、フィールドゴール(FG)成功率は37.3%止まり。第5戦はFG試投数11本(成功4本)にとどまり、15得点、5ターンオーバーと不発で戦犯となってしまった。
 
 第5戦終了後、エンビードは相棒のハーデンに対し「俺は彼がここ(シクサーズ)に来た時からずっと言っている。彼はアグレッシブにならないといけないし、彼本来の姿にならなければならない」と注文をつけた。

 続けてエースはハーデンのショット数を増やすことについて、「それは俺の仕事じゃない。彼にもっとシュートを打つよう伝えるのはコーチがすること」と語った。

 当の本人は今季終盤に「自分がショットを決めていないのはわかっている。でも、自身の仕事に注力しているからこそ。俺はこのリーグで最も自信のある選手の1人としていられる」と述べていた。

 これまでプレーオフにおける“勝負弱さ”を指摘されてきたハーデン。32歳のオールスターはこれまでMVP1回、得点王3回、アシスト王1回とレギュラーシーズンでは輝かしい実績を残してきたが、ファイナル経験はオクラホマシティ・サンダー時代の1度きりで、優勝経験もない。

 選手としての真価が問われる大舞台で元MVPは結果を残し、チームを勝利に導くことができるのか。ラプターズとのシリーズ第6戦は4月29日にトロントで開催される。

構成●ダンクシュート編集部
 
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