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最終戦で大ケガを負ったダニー・グリーンが現在の心境を明かす「復帰して、あと数年はプレーできるさ」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2022.05.20

今季最終戦でまさかのアクシデントに見舞われたグリーン。6月に36歳となるベテランは来季の復帰を誓った。(C)Getty Images

 フィラデルフィア・セブンティシクサーズのベテラン、ダニー・グリーンのキャリア13シーズン目は、思わぬ形で終わることとなった。

 現地時間5月12日に行なわれたマイアミ・ヒートとのカンファレンス・セミファイナル第6戦。試合開始から約3分という場面で、グリーンはリング下でチームメイトのジョエル・エンビードと接触し左ヒザを負傷。

「僕はあそこへ行こうとしたんだ。彼がバスケットへドライブしていくのが見えたから、インサイドでポジションを取ってリバウンドを、もしくはダブルチームに行かせないようにね。ジョエルがリムへやってきて、レイアップを放ったのが見えたんだ…。あれが入ったかどうかは分からないけど、その後に転倒してきたのは覚えている。動こうとしたんだけど、できなかった。あっという間のことだったんだ」

 グリーンはあまりの痛みに顔を歪めてその場でうずくまり、コートを去った。シクサーズはその試合に90-99で敗れたことでシリーズ敗退となり、今季を終えた。
 
 翌13日。左ヒザの前十字靭帯(ACL)と外側側副靭帯(LCL)を断裂したことが発表されたグリーンは、シリーズ終了会見で先のようにケガのシーンを振り返った。

 これまでヒザに大ケガを負ったことはなく、手術もしたことがなかったグリーンにとっては初の事態であり、シーズンの最後に長期離脱を余儀なくされたのである。

 サンアントニオ・スパーズ(2014年)、トロント・ラプターズ(19年)、ロサンゼルス・レイカーズ(20年)と3つの球団で優勝した経験を持つグリーンは、今年のプレーオフで全12試合に先発し平均26.6分出場、8.6点、3.1リバウンド、1.0スティールに3ポイント成功率40.8%(平均2.6本成功)を記録。

 契約はあと1年で来季年俸は約1000万ドル(約12億8000万円)だが、7月1日までに球団のバスケットボール運営部門代表のダリル・モーリーがこの契約を保証しなければ、制限なしフリーエージェント(FA)となる可能性もある。

 18日に公開された自身のポッドキャスト番組『Inside the Green Room』で、グリーンは現在の心境についてこう話していた。
 
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「彼ら(シクサーズ)がどうするかはわからない。このリーグはビジネスだからね」