現地時間6月10日(日本時間11日、日付は以下同)にTDガーデンで行なわれたNBA
ファイナル第4戦は、ゴールデンステイト・ウォリアーズがボストン・セルティックスを107-97で撃破。シリーズ戦績を2勝2敗のタイへと持ち込んだ。
この試合のヒーローはなんと言ってもステフィン・カリーだ。ウォリアーズ在籍13シーズン目のフランチャイズプレーヤーは、7本の長距離砲をねじ込んでゲームハイの43得点に10リバウンド、4アシストの超絶パフォーマンスを披露。
これにはレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)が「シェフ(カリーの愛称)はあり得ないだろ!」、CJ・マッカラム(ニューオリンズ・ペリカンズ)は「30(カリーの背番号)がヤバい」、弟のセス・カリー(ブルックリン・ネッツ)も「30は別格だ」と興奮気味に自身のSNSに投稿していた。
そんな彼らの驚きの声について、12日に行なわれたチーム練習後にカリーは「(リーグでプレーする)選手たちや、この舞台に立って戦ってきた男たちからリスペクトと称賛を得られるなんて、かけがえのないことさ」と感謝を口にしていた。
自身6度目のファイナル、ここまでのスタッツは平均34.3点、6.3リバウンド、3.8アシスト、2.0スティールにフィールドゴール成功率50.0%、3ポイント成功率49.0%、フリースロー成功率85.7%と絶好調。4戦すべてでゲームハイの得点を叩き出し、毎試合で5本以上の3ポイントを沈めているのだから、現役選手からレジェンドOBたちまでもが、会場や映像でこの男のプレーを観ては舌を巻き、開いた口が塞がらないほど唖然としてしまうのも当然だろう。
セルティックスが“カリーの刺客”として送っているマーカス・スマートも、12日の練習後にカリーと対峙することの大変さについて語っている。
「俺たちは皆、彼が20フィート(約6.1m)、いや30(約9.14m)、35(約10.7m)、あるいは40フィート(約12.2m)から何をやってくるか知っている。その点であの男は特別なんだ。彼がゲームへ与える影響力は恐ろしい。それに走り回って、オフボールからオープンになってしまうことだってできる。ディフェンダーにとってはもの凄くタフなんだ。休息なんて全然できないからね」
はたして13日に行なわれるシリーズ第5戦でも、世界中を驚かせるハイパフォーマンスを披露するのか。この男の1プレー1プレーから目が離せない。
文●秋山裕之(フリーライター)
【PHOTO】プレーでもルックスでもファンを魅了!NBA史上最高のシューター、ステフィン・カリーの厳選ショット!
ファイナル第4戦は、ゴールデンステイト・ウォリアーズがボストン・セルティックスを107-97で撃破。シリーズ戦績を2勝2敗のタイへと持ち込んだ。
この試合のヒーローはなんと言ってもステフィン・カリーだ。ウォリアーズ在籍13シーズン目のフランチャイズプレーヤーは、7本の長距離砲をねじ込んでゲームハイの43得点に10リバウンド、4アシストの超絶パフォーマンスを披露。
これにはレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)が「シェフ(カリーの愛称)はあり得ないだろ!」、CJ・マッカラム(ニューオリンズ・ペリカンズ)は「30(カリーの背番号)がヤバい」、弟のセス・カリー(ブルックリン・ネッツ)も「30は別格だ」と興奮気味に自身のSNSに投稿していた。
そんな彼らの驚きの声について、12日に行なわれたチーム練習後にカリーは「(リーグでプレーする)選手たちや、この舞台に立って戦ってきた男たちからリスペクトと称賛を得られるなんて、かけがえのないことさ」と感謝を口にしていた。
自身6度目のファイナル、ここまでのスタッツは平均34.3点、6.3リバウンド、3.8アシスト、2.0スティールにフィールドゴール成功率50.0%、3ポイント成功率49.0%、フリースロー成功率85.7%と絶好調。4戦すべてでゲームハイの得点を叩き出し、毎試合で5本以上の3ポイントを沈めているのだから、現役選手からレジェンドOBたちまでもが、会場や映像でこの男のプレーを観ては舌を巻き、開いた口が塞がらないほど唖然としてしまうのも当然だろう。
セルティックスが“カリーの刺客”として送っているマーカス・スマートも、12日の練習後にカリーと対峙することの大変さについて語っている。
「俺たちは皆、彼が20フィート(約6.1m)、いや30(約9.14m)、35(約10.7m)、あるいは40フィート(約12.2m)から何をやってくるか知っている。その点であの男は特別なんだ。彼がゲームへ与える影響力は恐ろしい。それに走り回って、オフボールからオープンになってしまうことだってできる。ディフェンダーにとってはもの凄くタフなんだ。休息なんて全然できないからね」
はたして13日に行なわれるシリーズ第5戦でも、世界中を驚かせるハイパフォーマンスを披露するのか。この男の1プレー1プレーから目が離せない。
文●秋山裕之(フリーライター)
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