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NBA

「ここにいたい」来年FAになるウィギンズがウォリアーズ残留を熱望!「このチームにいることは超一流を意味する」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2022.06.21

ウィギンズは来夏にFAになるが、今夏にチームと延長契約を結ぶことができる。(C)Getty Images

ウィギンズは来夏にFAになるが、今夏にチームと延長契約を結ぶことができる。(C)Getty Images

 今年、2018年以来4年ぶりにNBAチャンピオンに輝いたゴールデンステイト・ウォリアーズ。NBA最高のシューター、ステフィン・カリーを擁するスター軍団において、今プレーオフで評価を大きく上げたのがフォワードのアンドリュー・ウィギンズだ。

 ウィギンズはポストシーズンで全22試合に先発出場し、平均16.5点、7.5リバウンド、1.8アシスト、1.0スティール、1.5ブロックの成績をマーク。

 ボストン・セルティックスとのファイナルではジェイソン・テイタムとジェイレン・ブラウンをタフなディフェンスで苦しめ、攻撃ではカリーに次ぐ平均18.3点、さらにチームトップの8.8リバウンド、1.5ブロックで優勝に大きく貢献した。

 ウォリアーズで3シーズン目を終えたウィギンズは、来季終了後に契約が満了する。今オフにチームと延長契約を結ぶことができるが、もし来夏に制限なしフリーエージェント(FA)になった場合は、複数の球団が獲得に興味を示すだろう。

 だが今のウィギンズに移籍という選択肢はないようだ。現地時間6月18日のシーズン終了インタビューで、27歳の万能戦士はウォリアーズへの愛を語った。

「僕は是非ともここにいたいね。このチームにいること、それは超一流を意味する。このチームの選手たちへの待遇は、大きな家族という感じだからね。多くのチームがそう言うかもしれない。でもこのチームは実際の行動でそれを示してくれる」
 
 14年のドラフト1巡目1位でクリーブランド・キャバリアーズから指名されたウィギンズはチームと複数年契約を締結。しかし、ドラフト後に3チーム間の大型トレードでミネソタ・ティンバーウルブズへ移籍した。

 1年目に平均16.9点をあげて新人王を獲得し、平均20点以上も複数回記録してきたものの、5シーズンでプレーオフ進出は1度(18年)のみ。そして20年2月にディアンジェロ・ラッセルを絡めたトレードでウォリアーズへ加入していた。

「いろいろと言われてきたし、些細なことについて人々が言ってきた。でも僕は今ここにいられてハッピーだよ。だって、ある人たちは僕のことをこの位置に立つことなんてできない、あるいはチャンピオンチームを助けることなどできないと見ていた。でも僕は彼らが間違っていたんだと証明している。だからこれからも続けていくよ」

 なお、ウォリアーズで来季も契約下にいるのはカリーとウィギンズに加え、クレイ・トンプソン、ドレイモンド・グリーン、ジェームズ・ワイズマン、ジョナサン・クミンガ、モーゼス・ムーディー、ジョーダン・プール(来夏に制限付きFA)、クリス・チオッザ(制限付きFA)となっている。

 そのため、今夏に新たなロースターを形成していく必要があるが、ウィギンズは現在のチームで攻守で重要な役割をこなしている。今後に向けてウォリアーズのフロント陣はこの男との延長契約を締結すべく動くのではないだろうか。

文●秋山裕之(フリーライター)
 
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