現地時間6月20日(日本時間21日)、2021-22シーズンのNBAチャンピオンとなったゴールデンステイト・ウォリアーズが、地元のカリフォルニア州サンフランシスコで優勝パレードを行なった。
パレード前、ステフィン・カリーはアリーナ前で「僕たちはここにいる皆の代表だ。僕らは戻ってきた。サンフランシスコでパレードを始めよう」と語り、チームスタッフやアリーナの職員たちへ声をかけ、チャンピオントロフィーとファイナルMVPトロフィーを掲げてパレードをスタートした。
2018年以来、4年ぶりに王座を獲得したウォリアーズだが、前回の優勝時から今もチームに残っているのはカリー、クレイ・トンプソン、ドレイモンド・グリーン、ケボン・ルーニー、アンドレ・イグダーラ(今季復帰)のみ。そのため、半数以上の選手たちにとっては、初のNBAチャンピオンとなった。
「俺にとって何が一番楽しいかって、それは初めて優勝したヤツらを見ることなんだ。こういう旅路において、いつだって初優勝した時の気分を思い出したいものだからね。現実には再び味わうことはできない。でもアンドリュー・ウィギンズやジョーダン・プール、オットー・ポーターJr.にベリ(ネマニャ・ビエリツァ)、モーゼス(ムーディー)、GP(ゲイリー・ペイトン二世)たちを見ていると、その気分をもう一度味わえるんだ」とグリーン。
サンフランシスコを回り、ファンと優勝の喜びを分かち合ったカリーは「優勝パレードというのは今でも新鮮なものなんだ。今回は過去3シーズンを乗り越えた末にチャンピオンシップを勝ち取ったという偉業を祝福するものだからね。それにこの街のファンと、このメンバーで一緒に祝福できるんだから」と、4度目の優勝を満喫していた。
2度のシーズンMVPに4度目の優勝、そして今プレーオフでカンファレンス・ファイナルMVP、ファイナルMVPという新たな勲章を加えたカリーだが、自身の経歴は“まだ十分ではない”と語り、スティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)を笑わせていた。
「いや、まだだね。だってコーチ・カーのために24年にパリでプレーしなきゃいけないから。そうするつもりじゃなかった。あれは彼が言ったことだけどね」
これは16日の優勝後の会見で、カーHCが「彼にはオリンピックの金メダルが欠けているね(笑)。 2024年の(パリ)オリンピックのチームへ参加することに集中すべきだと思う。彼のキャリアに欠けている最後の要素だ」と発言していたことがきっかけ。
カーは次期アメリカ代表の指揮官就任が決まっており、23年のFIBAワールドカップ、24年のパリ・オリンピックで指揮を執ることとなる。
2年後には36歳となっているカリーだが、昨夏の五輪後にカーは「彼は地球上でベストなシューターだ。ステフは今から3年後でも、オリンピックチームで間違いなくプレーできるさ」と話していただけに、メンバー入りの可能性はあるはず。
これから先、ケガやコンディション不良といった要因で五輪という最高級の国際舞台でカリーがプレーできない可能性もあるのだが、もしこの男がパリでアメリカ代表のユニフォームを身にまとってプレーするのであれば、間違いなく世界中から注目を浴びるに違いない。
文●秋山裕之(フリーライター)
パレード前、ステフィン・カリーはアリーナ前で「僕たちはここにいる皆の代表だ。僕らは戻ってきた。サンフランシスコでパレードを始めよう」と語り、チームスタッフやアリーナの職員たちへ声をかけ、チャンピオントロフィーとファイナルMVPトロフィーを掲げてパレードをスタートした。
2018年以来、4年ぶりに王座を獲得したウォリアーズだが、前回の優勝時から今もチームに残っているのはカリー、クレイ・トンプソン、ドレイモンド・グリーン、ケボン・ルーニー、アンドレ・イグダーラ(今季復帰)のみ。そのため、半数以上の選手たちにとっては、初のNBAチャンピオンとなった。
「俺にとって何が一番楽しいかって、それは初めて優勝したヤツらを見ることなんだ。こういう旅路において、いつだって初優勝した時の気分を思い出したいものだからね。現実には再び味わうことはできない。でもアンドリュー・ウィギンズやジョーダン・プール、オットー・ポーターJr.にベリ(ネマニャ・ビエリツァ)、モーゼス(ムーディー)、GP(ゲイリー・ペイトン二世)たちを見ていると、その気分をもう一度味わえるんだ」とグリーン。
サンフランシスコを回り、ファンと優勝の喜びを分かち合ったカリーは「優勝パレードというのは今でも新鮮なものなんだ。今回は過去3シーズンを乗り越えた末にチャンピオンシップを勝ち取ったという偉業を祝福するものだからね。それにこの街のファンと、このメンバーで一緒に祝福できるんだから」と、4度目の優勝を満喫していた。
2度のシーズンMVPに4度目の優勝、そして今プレーオフでカンファレンス・ファイナルMVP、ファイナルMVPという新たな勲章を加えたカリーだが、自身の経歴は“まだ十分ではない”と語り、スティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)を笑わせていた。
「いや、まだだね。だってコーチ・カーのために24年にパリでプレーしなきゃいけないから。そうするつもりじゃなかった。あれは彼が言ったことだけどね」
これは16日の優勝後の会見で、カーHCが「彼にはオリンピックの金メダルが欠けているね(笑)。 2024年の(パリ)オリンピックのチームへ参加することに集中すべきだと思う。彼のキャリアに欠けている最後の要素だ」と発言していたことがきっかけ。
カーは次期アメリカ代表の指揮官就任が決まっており、23年のFIBAワールドカップ、24年のパリ・オリンピックで指揮を執ることとなる。
2年後には36歳となっているカリーだが、昨夏の五輪後にカーは「彼は地球上でベストなシューターだ。ステフは今から3年後でも、オリンピックチームで間違いなくプレーできるさ」と話していただけに、メンバー入りの可能性はあるはず。
これから先、ケガやコンディション不良といった要因で五輪という最高級の国際舞台でカリーがプレーできない可能性もあるのだが、もしこの男がパリでアメリカ代表のユニフォームを身にまとってプレーするのであれば、間違いなく世界中から注目を浴びるに違いない。
文●秋山裕之(フリーライター)
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