1990年代に2度の3連覇を成し遂げたシカゴ・ブルズ。6度の優勝すべてにかかわったマイケル・ジョーダン&スコッティ・ピッペンを中心に、前期(1991~93年)はホーレス・グラントやBJ・アームストロング、後期(1996~98年)はデニス・ロッドマンやトニー・クーコッチら強力メンバーを擁し、圧倒的な強さで王朝を築き上げた。
彼ら“ジョーダンズ・ブルズ”の強さの理由はどこにあったのか。ジョーダンの得点力が際立つがゆえにオフェンス面に目が行きがちだが、「ディフェンスのチームだった」と語るのは、ゴールデンステイト・ウォリアーズの現HC(ヘッドコーチ)であり、選手時代はブルズの後期スリーピートを名脇役として支えたスティーブ・カーだ。
現地時間6月25日に配信された、アンドレ・イグダーラ(ウォリアーズ)とエバン・ターナー(元フィラデルフィア・セブンティシクサーズほか)がホストを務めるポッドキャスト番組『Point Forward』にゲスト出演したカーは、黄金期のブルズがいかに堅守を誇っていたかを語った。
「シカゴは信じられないほどディフェンシブなチームだった。彼らは、今でいうスイッチングのようなものを先取りしていたんだ。ロン・ハーパー、スコッティ・ピッペン、MJ(ジョーダンの愛称)、デニス・ロッドマン、ルーク・ロングリーを先発させ、第1~4クォーターまで、すべてスイッチしていたよ」
後期ブルズにはオールディフェンシブチームの常連だったジョーダン、ピッペン、ロッドマンに加え、自ら進んでディフェンダーに転身したハーパー、身体を張ってインサイドを支えたロングリーなど、守備に秀でた選手が多く揃っていた。
そのうえ、彼らは現代バスケの主流であるスイッチディフェンスを用いていたのだという。「他のチームはそんなことしていなかった」とカーが話したように、当時としては珍しい戦術を用いていたと言えよう。
実際に1996~98年のディフェンシブ・レーティングは、すべてリーグ5位以内にランクイン。カーの言葉通り、オフェンス以上に守備で相手を圧倒したのが、王朝建国につながったのは間違いない。
構成●ダンクシュート編集部
【PHOTO】引退後もその影響力は絶大!NBAの頂点に君臨するバスケットボールの”神様”マイケル・ジョーダン特集
彼ら“ジョーダンズ・ブルズ”の強さの理由はどこにあったのか。ジョーダンの得点力が際立つがゆえにオフェンス面に目が行きがちだが、「ディフェンスのチームだった」と語るのは、ゴールデンステイト・ウォリアーズの現HC(ヘッドコーチ)であり、選手時代はブルズの後期スリーピートを名脇役として支えたスティーブ・カーだ。
現地時間6月25日に配信された、アンドレ・イグダーラ(ウォリアーズ)とエバン・ターナー(元フィラデルフィア・セブンティシクサーズほか)がホストを務めるポッドキャスト番組『Point Forward』にゲスト出演したカーは、黄金期のブルズがいかに堅守を誇っていたかを語った。
「シカゴは信じられないほどディフェンシブなチームだった。彼らは、今でいうスイッチングのようなものを先取りしていたんだ。ロン・ハーパー、スコッティ・ピッペン、MJ(ジョーダンの愛称)、デニス・ロッドマン、ルーク・ロングリーを先発させ、第1~4クォーターまで、すべてスイッチしていたよ」
後期ブルズにはオールディフェンシブチームの常連だったジョーダン、ピッペン、ロッドマンに加え、自ら進んでディフェンダーに転身したハーパー、身体を張ってインサイドを支えたロングリーなど、守備に秀でた選手が多く揃っていた。
そのうえ、彼らは現代バスケの主流であるスイッチディフェンスを用いていたのだという。「他のチームはそんなことしていなかった」とカーが話したように、当時としては珍しい戦術を用いていたと言えよう。
実際に1996~98年のディフェンシブ・レーティングは、すべてリーグ5位以内にランクイン。カーの言葉通り、オフェンス以上に守備で相手を圧倒したのが、王朝建国につながったのは間違いない。
構成●ダンクシュート編集部
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