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NBA

「今でもゾクゾクする」トンプソンが“941日ぶりの復帰戦”を回想。「僕はまだベストじゃない」と来季のさらなる飛躍も誓う<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2022.07.02

トンプソンは1月の復帰戦について「キャリアで最も緊張した」と語った。(C)Getty Images

トンプソンは1月の復帰戦について「キャリアで最も緊張した」と語った。(C)Getty Images

 現地時間6月30日、NBAではFA(フリーエージェント)選手たちとの交渉が解禁となり、初日から数多くの選手たちの契約延長や再契約、移籍が報じられている。

 昨季王者ゴールデンステイト・ウォリアーズは、当初こそ自軍のFA選手たちを引き留める方針を打ち出していたのだが、ゲイリー・ペイトン二世がポートランド・トレイルブレイザーズ、オットー・ポーターJr.がトロント・ラプターズとの契約に合意。NBAファイナルでもローテーション入りしたこの2選手に加え、ファン・トスカノ・アンダーソンがロサンゼルス・レイカーズへ、デイミオン・リーがフェニックス・サンズへ、ネマニャ・ビエリツァがNBAを離れトルコリーグへ移籍していった。

 一方で先発センターのケボン・ルーニーとは3年2550万ドル(約34億4250万円)で再契約。さらにドンテ・ディヴィンチェンゾと2年930万ドル(約12億5550万円)で合意し、新戦力を迎え入れた。
 
 FA戦線はまだ始まったばかり。以降もウォリアーズは来季の連覇を果たすべく、着々と補強していくだろう。

 そんななか、1日にクレイ・トンプソンがチームメイトのアンドレ・イグダーラとエバン・ターナー(元フィラデルフィア・セブンティシクサーズほか)がホストを務めるポッドキャスト番組『Point Forward』に出演。度重なる大ケガから941日ぶりにコート復帰した1月9日のクリーブランド・キャバリアーズ戦について、このように振り返っていた。

「僕がプレーしてきたバスケットボールの試合で、最も緊張した。これまでで一番ね。もうクレイジーだったよ。あの試合は今でもゾクゾクさせてくれる。あれがまさにスタート地点だったからね」

 その試合に先発出場したトンプソンは、最初のポゼッションでペイントエリアへ切り込み早速フローター気味のショットをヒット。第2クォーター残り3分には右ウイングからジャレット・アレンをクロスオーバードリブルで振り切り、2人のディフェンダーの合間を縫ってクイックダンクを炸裂させた。
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