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NBA

「今夜を一生忘れない」トンプソンがケガを乗り越え約2年半ぶりに復帰!相棒カリーも「鳥肌が立った」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2022.01.10

トンプソンの復帰にウォリアーズファンは大盛り上がり。カリーも「鳥肌が立った」と相棒の帰還を喜んだ。(C)Getty Images

トンプソンの復帰にウォリアーズファンは大盛り上がり。カリーも「鳥肌が立った」と相棒の帰還を喜んだ。(C)Getty Images

「彼が戻ってきた。この瞬間がようやく訪れたんだ。僕は鳥肌が立ったよ……もう最高だった」

 現地時間1月9日(日本時間10日、日付は以下同)、ゴールデンステイト・ウォリアーズの本拠地チェイス・センターで行なわれたクリーブランド・キャバリアーズ戦。スターターが発表され、ステフィン・カリーが冒頭のように振り返ったように、ウォリアーズの先発にはドレイモンド・グリーン、アンドリュー・ウィギンズ、ケボン・ルーニー、カリーに続いて、クレイ・トンプソンの名が呼ばれた。

 2019年のファイナル第6戦から約2年半。リーグ屈指のシャープシューターが、941日ぶりにNBA公式戦復帰を飾ったのである。

 試合開始直後、左ふくらはぎの張りのため本来は欠場予定だったグリーンは、わざとファウルを犯してコートを後にし、残りの試合時間はそのままベンチで応援。トンプソンの復帰戦に花を添えるべく、ティップオフの瞬間を同じコートで迎え、長年のチームメイトの復活を祝福した。
 
 そのトンプソンは、チーム最初のポゼッションでドライブからフローターを見事成功。その後は得意の3ポイントを3本連続で落とすも、第2クォーター残り約3分に右エルボーからジャレット・アレンをクロスオーバーで振り切り、2人のディフェンダー越しに強烈なダンクを決めると、前半終盤にはトップ付近から長距離砲を沈めてみせた。

 第3クォーターに入ると、左ベースライン付近からステップバックジャンパー、フリースローライン付近からストップ&ジャンパー、そしてトランジションからキャッチ&シュートで3ポイントをお見舞いすると、アリーナは大盛り上がり。第4クォーター残り約3分にもドリブルからサイドステップで3ポイントをヒット。計19分55秒の出場で17得点、3リバウンド、1アシスト、1ブロックをマークし、ウォリアーズの勝利に貢献した。

「凄く特別な瞬間になった。今夜のことは決して忘れない。ウォリアーズファンの皆が僕らに、特に自分に見せてくれた反応も忘れることはない。これまでずっと調整の日々を過ごしてきたから、どんな瞬間も価値があるものだった。またこうしてやり合えることが嬉しくてたまらないんだ。長い時間がかかったからね」
 
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