2021-22シーズン、自身4度目のチャンピオンリングを勝ち取ったゴールデンステイト・ウォリアーズのクレイ・トンプソン。度重なる故障による2度のシーズン全休を乗り越えて優勝を掴み取ったわけだが、大ケガをする前と後で、バスケに対する心構えが変わったという。
ウォリアーズの盟友アンドレ・イグダーラと、エバン・ターナー(元フィラデルフィア・セブンティシクサーズほか)が共同ホストを務めるポッドキャスト番組『Point Forward』に出演したトンプソンは、故障前の私生活についてこう語った。
「正直に言うと、ケガする前は食べたいものを食べたり、試合前にワインやビールを飲んだり、何でもしていたよ。時には夜遅くまで出かけていることもあった。遅い時間に夕食を摂っても、(次の日には)回復して元気になっていたんだ。当時は20代半ばで、言い方は悪いけど無敵みたいな感じがしていたのさ」
しかし左ヒザの前十字靭帯断裂、右アキレス腱の断裂と2度の大ケガを経験したことで、それまでは避けていたことにも取り組むようになったという。
「ヨガはあまり好きじゃなかったけど、柔軟性を高めるために始めた。水風呂に入ったり、栄養を摂ったり、できるだけ健康的な生活を送ることが一番大事になってきたんだ。
そして『Sports Center』や『NBA TV』で、他の選手のプレーや自分の昔のハイライトを観た。そのシーズンはプレーできないとわかっていても、毎日欠かさずね。だからバスケットボールへの愛情が揺らぐことはなかったし、そのおかげで小さな出来事にも感謝するようになったんだ」
現在トンプソンは32歳。NBA選手としては衰えが始まる年齢だが、こういった規則正しい生活をしているなら、選手寿命は長引きそうだ。
故障していた期間に「どれだけこの仕事が好きかを学んだ」と話したトンプソン。選手として脂の乗り切った時期に2年も全休したのは確かに痛かった。しかし今後のキャリアを考える上で、ただ健康なままプレーしていては気づけなかったことに気づけただけでも、2シーズンのブランクは非常に意味のあるものだった――むしろ必要とさえ言える時間だったのかもしれない。
構成●ダンクシュート編集部
【PHOTO】NBA最強の選手は誰だ?識者8人が選んだ21世紀の「ベストプレーヤートップ10」を厳選ショットで紹介!
ウォリアーズの盟友アンドレ・イグダーラと、エバン・ターナー(元フィラデルフィア・セブンティシクサーズほか)が共同ホストを務めるポッドキャスト番組『Point Forward』に出演したトンプソンは、故障前の私生活についてこう語った。
「正直に言うと、ケガする前は食べたいものを食べたり、試合前にワインやビールを飲んだり、何でもしていたよ。時には夜遅くまで出かけていることもあった。遅い時間に夕食を摂っても、(次の日には)回復して元気になっていたんだ。当時は20代半ばで、言い方は悪いけど無敵みたいな感じがしていたのさ」
しかし左ヒザの前十字靭帯断裂、右アキレス腱の断裂と2度の大ケガを経験したことで、それまでは避けていたことにも取り組むようになったという。
「ヨガはあまり好きじゃなかったけど、柔軟性を高めるために始めた。水風呂に入ったり、栄養を摂ったり、できるだけ健康的な生活を送ることが一番大事になってきたんだ。
そして『Sports Center』や『NBA TV』で、他の選手のプレーや自分の昔のハイライトを観た。そのシーズンはプレーできないとわかっていても、毎日欠かさずね。だからバスケットボールへの愛情が揺らぐことはなかったし、そのおかげで小さな出来事にも感謝するようになったんだ」
現在トンプソンは32歳。NBA選手としては衰えが始まる年齢だが、こういった規則正しい生活をしているなら、選手寿命は長引きそうだ。
故障していた期間に「どれだけこの仕事が好きかを学んだ」と話したトンプソン。選手として脂の乗り切った時期に2年も全休したのは確かに痛かった。しかし今後のキャリアを考える上で、ただ健康なままプレーしていては気づけなかったことに気づけただけでも、2シーズンのブランクは非常に意味のあるものだった――むしろ必要とさえ言える時間だったのかもしれない。
構成●ダンクシュート編集部
【PHOTO】NBA最強の選手は誰だ?識者8人が選んだ21世紀の「ベストプレーヤートップ10」を厳選ショットで紹介!
関連記事
- 「今でもゾクゾクする」トンプソンが“941日ぶりの復帰戦”を回想。「僕はまだベストじゃない」と来季のさらなる飛躍も誓う<DUNKSHOOT>
- 「彼ほどトロフィーにふさわしい人物はいない」ヤニスが4度目の優勝を飾ったカリーを祝福!自身の敗戦には「まだ少し心が痛い」<DUNKSHOOT>
- デュラントがいなければ、ウォリアーズの連覇はなかった? 名手グリーンが証言「当時のカリーは成長過程だった」<DUNKSHOOT>
- 「蛇の頭を掴むようなもの」名手ミラーが“カリー・ストッパー”にピッペンを指名「サイズで苦しめられる」<DUNKSHOOT>
- 「ライバル関係なんてない」モラントがウォリアーズとの“因縁”を否定「僕らは自分たちのゴールへ進んでいく」<DUNKSHOOT>