ブルックリン・ネッツのケビン・デュラントは今夏にチームへトレードを要求したとして、リーグ全体を巻き込んだ“狂騒曲”の中心にいる。
エースの移籍願望を“身勝手な行動”と批判する声も少なくないが、ゴールデンステイト・ウォリアーズ時代に2度の優勝経験を共有したドレイモンド・グリーンは、元チームメイトを擁護している。
デュラントと言えば、レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)、ステフィン・カリー(ウォリアーズ)、ヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)らと並ぶ現代NBAのスーパースターだ。
これまでリーグ優勝2回、ファイナルMVPを2回獲得しているが、それはオクラホマシティ・サンダーでの9年間でリーグの頂点に立てず、2016年にウォリアーズに移籍してカリー、クレイ・トンプソン、グリーンのビッグ3とタッグを組んで手にしたものだ。
しかし、試合中に口論に発展したグリーンとの確執もあり、19年夏にネッツと電撃的に4年契約を交わした過去がある。
今夏のネッツは、カイリー・アービングが望んでいた長期契約を結ばず、プレーヤーオプション行使でひとまず1年の残留。トレードの噂が浮上していることに加え、デュラントもトレードを要求したことでチーム、そしてリーグ全体に激震が走った。
これによってデュラントには厳しい目も向けられているが、ウォリアーズのグリーンはネッツをテーマにした自身のポッドキャスト『Draymond Green Show』最新回で、かつての同僚の行動に理解を示した。
「KD(デュラント)がもしどこかに行きたくないと言った場合、なぜそれが弱体化になるのか、何かから逃げていることになるのか、理解できない。選手は自分の状況や運命をコントロールできるんだ。彼のキャリアで次のステップということさ。いわゆるアメリカンドリームだよ。
例えば、3~4年後、『アップル』に行くために、『グーグル』を去る。その2年後、『テスラ』に行くために、『アップル』を離れ、その4年後には『テスラ』を離れて『ドキュサイン』へ行く。誰もそいつが暴走したと言うつもりはない。みんな、自分のキャリアと生計のためにベストを尽くしたと言うだろう。しかし、俺たちアスリートは、そのように見てもらえない。だから困惑しているよ」
グリーンは、一般人で言う“転職”の感覚で、デュラントは自分のキャリアにおいてベストの選択をしようとしているに過ぎないと自らの見解を述べる。
「なぜ正しいと思うことができない? 間違った行動のように言われているけど、なぜアスリートはそう見られるんだ? 人々はアスリートがノンビジネスマンじゃない、ただ単にバスケットボールをしているだけじゃないという事実を受け入れることができない。
NBAにいたら、ベストの場所にいたいと絶対に思うのものだ。ただ、ある時気づかなければならない。アスリートはビジネスマンで、ビジネス的行動、ビジネス的決断をする、とね。アスリートは個人事業主、俺は『株式会社ドレイモンド・グリーン』を運営しているんだ」
トレード要求とフリーエージェントではまた状況は異なるが、デュラントが今夏に新天地へ移るとなれば、その決断は大きな反響を呼ぶことになりそうだ。
構成●ダンクシュート編集部
エースの移籍願望を“身勝手な行動”と批判する声も少なくないが、ゴールデンステイト・ウォリアーズ時代に2度の優勝経験を共有したドレイモンド・グリーンは、元チームメイトを擁護している。
デュラントと言えば、レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)、ステフィン・カリー(ウォリアーズ)、ヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)らと並ぶ現代NBAのスーパースターだ。
これまでリーグ優勝2回、ファイナルMVPを2回獲得しているが、それはオクラホマシティ・サンダーでの9年間でリーグの頂点に立てず、2016年にウォリアーズに移籍してカリー、クレイ・トンプソン、グリーンのビッグ3とタッグを組んで手にしたものだ。
しかし、試合中に口論に発展したグリーンとの確執もあり、19年夏にネッツと電撃的に4年契約を交わした過去がある。
今夏のネッツは、カイリー・アービングが望んでいた長期契約を結ばず、プレーヤーオプション行使でひとまず1年の残留。トレードの噂が浮上していることに加え、デュラントもトレードを要求したことでチーム、そしてリーグ全体に激震が走った。
これによってデュラントには厳しい目も向けられているが、ウォリアーズのグリーンはネッツをテーマにした自身のポッドキャスト『Draymond Green Show』最新回で、かつての同僚の行動に理解を示した。
「KD(デュラント)がもしどこかに行きたくないと言った場合、なぜそれが弱体化になるのか、何かから逃げていることになるのか、理解できない。選手は自分の状況や運命をコントロールできるんだ。彼のキャリアで次のステップということさ。いわゆるアメリカンドリームだよ。
例えば、3~4年後、『アップル』に行くために、『グーグル』を去る。その2年後、『テスラ』に行くために、『アップル』を離れ、その4年後には『テスラ』を離れて『ドキュサイン』へ行く。誰もそいつが暴走したと言うつもりはない。みんな、自分のキャリアと生計のためにベストを尽くしたと言うだろう。しかし、俺たちアスリートは、そのように見てもらえない。だから困惑しているよ」
グリーンは、一般人で言う“転職”の感覚で、デュラントは自分のキャリアにおいてベストの選択をしようとしているに過ぎないと自らの見解を述べる。
「なぜ正しいと思うことができない? 間違った行動のように言われているけど、なぜアスリートはそう見られるんだ? 人々はアスリートがノンビジネスマンじゃない、ただ単にバスケットボールをしているだけじゃないという事実を受け入れることができない。
NBAにいたら、ベストの場所にいたいと絶対に思うのものだ。ただ、ある時気づかなければならない。アスリートはビジネスマンで、ビジネス的行動、ビジネス的決断をする、とね。アスリートは個人事業主、俺は『株式会社ドレイモンド・グリーン』を運営しているんだ」
トレード要求とフリーエージェントではまた状況は異なるが、デュラントが今夏に新天地へ移るとなれば、その決断は大きな反響を呼ぶことになりそうだ。
構成●ダンクシュート編集部