NBAレジェンドのアイザイア・トーマスとマイケル・ジョーダンは、現役時代に犬猿の仲だったことは有名な話で、引退後も両者の溝は埋まっていない。名物コメンテーターのスキップ・ベイレスは、「マイケルはナイスガイではない」と、トーマスと膝を突き合わせて話すことは決してないと見解を述べている。
発端は1985年のオールスターゲームで、トーマスが当時ルーキーだったジョーダンにパスをしないように首謀したとされる事件。その後、1992年のバルセロナ五輪では、ジョーダンがトーマスのドリームチームメンバー入りを拒んだとも言われている。
2020年に公開された1997-98シーズンのシカゴ・ブルズを追ったドキュメンタリー『ザ・ラストダンス』では、1991年のカンファレンス決勝第4戦で“バッドボーイズ”ことデトロイト・ピストンズがブルズに敗戦した際、ピストンズの選手が握手せずにコートを去った理由について説明するシーンがあった。
その言葉を聞いたジョーダンは、「彼は当時の行動を肯定しているだけで、すべて嘘だ。彼がなんと言おうと、“嫌なヤツ”という事実は変えられない」と真っ向から否定していた。
トークショー番組『Skip and Shannon』では、「MJかジーク(トーマスの愛称)、あなたはどっち派?」というテーマで議論を展開。そこでベイレスは、「マイケルがナイスガイだとは言ったことがない。レブロン(ジェームズ)はナイスガイだ。彼はナイスガイであるためにハードに練習している。本質的に、レブロンはナイスガイ。マイケルは愛されたい男なんだ」と自らの見解を述べた。
「マイケルがアイザイアと膝を突き合わせて話し合うなんて、天国でも地獄でもあり得ない。マイケルは誰とも打ち解けていないからね。結局、マイケルは冷血なバスケットボールキラーだった。そのマインドは今も彼の中にある」
バスケットボール選手として勝利だけを追い求め、相手を倒すことにフォーカスしていたからこそジョーダンは史上最高の存在だったとしつつ、それゆえに孤独でもあるとベイレスは言葉を続けている。
「その冷血なマインドが彼を最も偉大な存在にさせていた。今、彼はその代償を払わないといけない。今後の人生では孤独。『もうダメだ』と後悔するだろう。彼は自分がオーナーを務めているチーム(シャーロット・ホーネッツ)を通じて、欲求不満を解消しようとしている。悲惨な状況さ」
近年、シカゴ・ブルズで2度の3連覇の喜びを分かち合ったかつての相棒スコッティ・ピッペンとの確執も話題を呼んでいるジョーダン。周囲との関係性も今後、注目を集めていくことになりそうだ。
構成●ダンクシュート編集部
発端は1985年のオールスターゲームで、トーマスが当時ルーキーだったジョーダンにパスをしないように首謀したとされる事件。その後、1992年のバルセロナ五輪では、ジョーダンがトーマスのドリームチームメンバー入りを拒んだとも言われている。
2020年に公開された1997-98シーズンのシカゴ・ブルズを追ったドキュメンタリー『ザ・ラストダンス』では、1991年のカンファレンス決勝第4戦で“バッドボーイズ”ことデトロイト・ピストンズがブルズに敗戦した際、ピストンズの選手が握手せずにコートを去った理由について説明するシーンがあった。
その言葉を聞いたジョーダンは、「彼は当時の行動を肯定しているだけで、すべて嘘だ。彼がなんと言おうと、“嫌なヤツ”という事実は変えられない」と真っ向から否定していた。
トークショー番組『Skip and Shannon』では、「MJかジーク(トーマスの愛称)、あなたはどっち派?」というテーマで議論を展開。そこでベイレスは、「マイケルがナイスガイだとは言ったことがない。レブロン(ジェームズ)はナイスガイだ。彼はナイスガイであるためにハードに練習している。本質的に、レブロンはナイスガイ。マイケルは愛されたい男なんだ」と自らの見解を述べた。
「マイケルがアイザイアと膝を突き合わせて話し合うなんて、天国でも地獄でもあり得ない。マイケルは誰とも打ち解けていないからね。結局、マイケルは冷血なバスケットボールキラーだった。そのマインドは今も彼の中にある」
バスケットボール選手として勝利だけを追い求め、相手を倒すことにフォーカスしていたからこそジョーダンは史上最高の存在だったとしつつ、それゆえに孤独でもあるとベイレスは言葉を続けている。
「その冷血なマインドが彼を最も偉大な存在にさせていた。今、彼はその代償を払わないといけない。今後の人生では孤独。『もうダメだ』と後悔するだろう。彼は自分がオーナーを務めているチーム(シャーロット・ホーネッツ)を通じて、欲求不満を解消しようとしている。悲惨な状況さ」
近年、シカゴ・ブルズで2度の3連覇の喜びを分かち合ったかつての相棒スコッティ・ピッペンとの確執も話題を呼んでいるジョーダン。周囲との関係性も今後、注目を集めていくことになりそうだ。
構成●ダンクシュート編集部