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「アジアでは別格の存在だ」渡邊雄太に中国メディアが熱視線!気になる去就には「朗報を待っている」と指摘

THE DIGEST編集部

2022.08.05

苦しいNBA4シーズン目を終えた渡邊。中国メディアもそんな彼の来季の去就に注目している。(C)Getty Images

 昨シーズンまでトロント・ラプターズでプレーし、現在はFAとなっている渡邊雄太の去就はいまだ決まっていない。負傷で出遅れた2021-22シーズンは苦しんだ渡邊は、1月には新型コロナウイルスに感染。欠場が重なりプレーの安定性を欠いた。

 それでも先月行なわれたアジアカップでは出場した4試合で、格の違いを見せつけた。準々決勝進出決定戦のフィリピン戦で負傷し、その後は欠場を強いられたが、アジアでもケタ違いの人気・知名度を誇る渡邊に中国メディアも熱視線を注いでいる。

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 今回特集記事を掲載した『聯合新聞網』は、「ラプターズとの2年間の契約を終えた日本のスター選手、ユウタ・ワタナベは、オフにフリーエージェントとなった後、まだ新しい契約には至っていない」と現状に触れた。

 そして「昨シーズン、ワタナベは怪我の問題もあり攻撃力は著しく低下。外からのシュートも安定せず、後半戦でラプターズのフロントコートの選手たちが戻ってくると、出場機会は減っていった」と振り返ったうえで「ワタナベがチームからの契約延長を引き寄せる活躍をみせられなかった」と総括した。

 それでも「ワタナベはアジアでは別格の存在で、ルイ・ハチムラとのフロントコートのコンビネーションは近年の日本のバスケットボール界の劇的な向上の証明であり、育成方針が正しい方向に進んでいることを示している」と見解を述べた。
 
 また同メディアは「彼の成功は、日本、いやアジアのバスケットボール界の若い後輩たちに夢を与える勇気を与えた」と渡邊のキャリアを称えたうえで、今後について以下のように予想した。

「トレーニングキャンプや開幕前のウォームアップにどこかのチームが彼を招待するか誰にも分からない。シーズン途中で選手が欠け始めたら、それはユウタ・ワタナベにとってまたとないチャンスになるかもしれない」

 そして最後には「ユウタ・ワタナベがNBAのキャリアを続ける契約を結んだという朗報が聞かれたら幸いだ」という一文で締めた。日本や米国以外からも高い関心を集められるバスケットボーラー。アジアを代表する存在として、再び最高峰の舞台でプレーしてくれることを願いたい。

構成●THE DIGEST編集部

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