8月16日、フランスの首都パリの隣に位置するナンテール市の体育館は、尋常でない熱狂に包まれた。
アメリカの精鋭高校生集団カリフォルニア・バスケットボール・クラブ(CBC)が、フランスのU-18選抜チームと対戦。
この試合は、『ESPN』でも中継されたが、高校生チームの試合にこれだけ注目が集まった理由は、CBCのメンバーにある。
ロースターに名を連ねたのは、レブロン・ジェームズの息子で17歳のブロニーと15歳のブライス。さらにスコッティ・ピッペンの息子ジャスティン、ペニー・ハーダウェイの息子アシュトン、デレック・フィッシャーの息子ドリューら、稀代の2世タレントがズラリ。
この試合についてはほとんど宣伝もされていなかったが、口コミで噂が広がると、3000枚のチケットは、1日もたたずにソールドアウトになった。
おまけに、レブロンが来場するという噂も流れたことから、モーリス・トレーズアリーナには、試合前から1000人を超えるファンが詰めかけた。
結果的にレブロンは姿を現さなかったが、フランス代表のニコラ・バトゥーム(ロサンゼルス・クリッパーズ)や、パリのサッカークラブ、パリ・サンジェルマンのストライカー、ウーゴ・エキティケら、トップアスリートが会場に足を運んだ。
試合は、全米ランク39位のブロニーがゲームハイの25得点をあげるも、85-97でフランスチームが勝利。来年のNBAドラフトのNo.1指名候補、ビクトール・ウェンバニャマの弟オスカルらが、地元の意地を見せつけた。
しかし会場に熱狂を巻き起こしたのはやはりジェームズ兄弟で、背番号0番をつけたブロニーがコートを縦断するドリブルから華麗なダンクを叩き込むと、ファンは総立ちに。
そのシーンをSNSに投稿したレブロンは、『ブロニーとブライスが試合で一緒にコートに立っているのを初めて見ている。これはヤバい!!感動だ!!』とツイート。愛息の遠征を画面越しに見守る姿は、キングというより、パパそのものだ。
なお、このツアーは、ロンドン、パリ、ローマの3都市を周り、地元のチームと対戦する以外に、各地の名所を回る文化体験も目的のひとつとなっている。
ロンドンではバッキンガム宮殿やロンドン塔、パリではエッフェル塔、ヴェルサイユ宮殿、ルーブル美術館、ローマではバチカン市国やコロッセオ等を見学。
パリでは、リーグ・アン(サッカー)のパリ・サンジェルマン対モンペリエの試合も観戦し、PSGのユニフォーム姿で観光する選手も見られた。
「我々にとって、これは教育とバスケットボールを結びつける機会だ」と語ったのは、CBCのコーチ、アンドレ・シュヴァリエだ。
「(ルーブル美術館で)モナリザやメデューズ号の筏を見る。それからヨーロッパで将来を嘱望される選手たちと対戦して、彼ら欧州の選手たちがなぜ今日NBAで活躍し、才能を発揮しているのかを理解してもらう。そんな経験は他ではできないことだ」
アメリカの精鋭高校生集団カリフォルニア・バスケットボール・クラブ(CBC)が、フランスのU-18選抜チームと対戦。
この試合は、『ESPN』でも中継されたが、高校生チームの試合にこれだけ注目が集まった理由は、CBCのメンバーにある。
ロースターに名を連ねたのは、レブロン・ジェームズの息子で17歳のブロニーと15歳のブライス。さらにスコッティ・ピッペンの息子ジャスティン、ペニー・ハーダウェイの息子アシュトン、デレック・フィッシャーの息子ドリューら、稀代の2世タレントがズラリ。
この試合についてはほとんど宣伝もされていなかったが、口コミで噂が広がると、3000枚のチケットは、1日もたたずにソールドアウトになった。
おまけに、レブロンが来場するという噂も流れたことから、モーリス・トレーズアリーナには、試合前から1000人を超えるファンが詰めかけた。
結果的にレブロンは姿を現さなかったが、フランス代表のニコラ・バトゥーム(ロサンゼルス・クリッパーズ)や、パリのサッカークラブ、パリ・サンジェルマンのストライカー、ウーゴ・エキティケら、トップアスリートが会場に足を運んだ。
試合は、全米ランク39位のブロニーがゲームハイの25得点をあげるも、85-97でフランスチームが勝利。来年のNBAドラフトのNo.1指名候補、ビクトール・ウェンバニャマの弟オスカルらが、地元の意地を見せつけた。
しかし会場に熱狂を巻き起こしたのはやはりジェームズ兄弟で、背番号0番をつけたブロニーがコートを縦断するドリブルから華麗なダンクを叩き込むと、ファンは総立ちに。
そのシーンをSNSに投稿したレブロンは、『ブロニーとブライスが試合で一緒にコートに立っているのを初めて見ている。これはヤバい!!感動だ!!』とツイート。愛息の遠征を画面越しに見守る姿は、キングというより、パパそのものだ。
なお、このツアーは、ロンドン、パリ、ローマの3都市を周り、地元のチームと対戦する以外に、各地の名所を回る文化体験も目的のひとつとなっている。
ロンドンではバッキンガム宮殿やロンドン塔、パリではエッフェル塔、ヴェルサイユ宮殿、ルーブル美術館、ローマではバチカン市国やコロッセオ等を見学。
パリでは、リーグ・アン(サッカー)のパリ・サンジェルマン対モンペリエの試合も観戦し、PSGのユニフォーム姿で観光する選手も見られた。
「我々にとって、これは教育とバスケットボールを結びつける機会だ」と語ったのは、CBCのコーチ、アンドレ・シュヴァリエだ。
「(ルーブル美術館で)モナリザやメデューズ号の筏を見る。それからヨーロッパで将来を嘱望される選手たちと対戦して、彼ら欧州の選手たちがなぜ今日NBAで活躍し、才能を発揮しているのかを理解してもらう。そんな経験は他ではできないことだ」