NBA

「僕はただ興奮していたのさ」カリーが世界的にお馴染みとなった“Night Night”ポーズを語る「最初は自分自身に話しかけていた」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2022.08.19

優勝パレードでお馴染みの“おやすみ”ポーズを披露するカリー。ジャパンゲームズでも見られるかも?(C)Getty Images

 ゴールデンステイト・ウォリアーズのステフィン・カリーは、昨季4度目のNBAチャンピオンとなり、初のファイナルMVPを獲得。自身のキャリアに新たな勲章を加えた。

 特にボストン・セルティックスとのNBAファイナルで見せたパフォーマンスは圧巻で、1勝2敗の負け越しで迎えた敵地での第4戦では7本の3ポイントを含む43得点に10リバウンド。優勝がかかった第6戦でも34得点、7リバウンド、7アシスト、2スティールと文句なしの活躍を見せ、満場一致でMVPに輝いた。

 この試合の第3クォーター中盤。ドレイモンド・グリーンからセンターコート付近でボールをもらったカリーは、相手選手たちが「えっ、ここから打つの?」と驚くなかで躊躇なくディープスリーを繰り出し、難なくヒットさせた。

 この一撃で差は22点(72-50)へと広がり、セルティックスはすかさずタイムアウト。カリーは右手の薬指を指さして"4つ目のリングだ"とアピールしていた。
 
 もっとも、昨プレーオフでカリーが見せた"最も有名なジェスチャー"は別にある。それは、試合の勝敗を決めるビッグショットを沈めたあとにたびたび披露した"Night Night"セレブレーションだ。

 両手を合わせて頬に寄せるこの"おやすみ"ポーズは、男女サッカー界のスター、アレックス・モーガン(サンディエゴ・ウェーブFC)やネイマール(パリ・サンジェルマン)など他競技にも広まり、先日公開されたテレビゲーム「NBA 2K」シリーズの最新作、『NBA 2K23』の予告映像にも入る人気ぶり。

 現地時間8月16日に『Boardroom』へ公開されたニック・デポウラ記者とのインタビューで、カリーは初めてこの"Night Night"セレブレーションをした時のことを振り返っている。

「最初にやったのは、デンバー(ナゲッツ)との(1回戦)第3戦だった。あの時、プレーオフに戻ってきたんだなという状況にいることを実感して起こったんだ。2年間プレーオフを逃していたからね。あの舞台へ戻ることができて、僕はただ興奮していたのさ」
 
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「第5戦の残り19秒くらいでレイアップを決めた時、オフィシャルになったんだ」