現地時間8月15日、米専門メディア『Inside The Warriors』にNBA制覇5回を誇るデレック・フィッシャー(元ロサンゼルス・レイカーズほか)のインタビューが公開された。
フィッシャーはキャリア18年のうち、レイカーズで12年半をプレーしたポイントガード。2000~02年にはシャックことシャキール・オニール、同期入団のコビー・ブライアントとともに3連覇を達成した。
その後ゴールデンステイト・ウォリアーズとユタ・ジャズで3シーズンをプレーすると、07-08シーズンからレイカーズへ復帰。08年から再び3年連続でNBAファイナルへ勝ち上がり、コビーやパウ・ガソルらとともに2連覇を成し遂げるなど、リーダーとして大きく貢献した。
185cm・91kgの筋骨隆々な身体を生かしたディフェンスと勝負強い3ポイントで鳴らした男は、昨季ウォリアーズで4度目の優勝を飾り、初のファイナルMVPを手にしたステフィン・カリーについてこのように評していた。
「ステフ・カリーはバスケットボール史において、数少ない選手の1人として自分自身を引き離した。彼はどこにいようと、いつプレーしても、彼のチームは本当に目覚ましい成功を収めてきた」
自他ともに認める史上最高の3ポイントシューターであるカリーは、レギュラーシーズン(3117本)、プレーオフ(561本)、ファイナル(152本)それぞれで歴代最多記録を保持。今後もさらにその記録を伸ばしていくのは間違いない。
コートにいるだけで相手チームの守備陣形を変えてしまうほどの影響力を持つ男について、7月に米放送局『ESPN』のボビー・マークスも最大級の賛辞を送っている。
「私は実際、ステフ・カリーは歴代2位の選手だと見ている。マイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)の次だ。今の私はカリーをレブロン・ジェームズ(レイカーズ)より上にするだろうね」
“史上最高の選手”としてジョーダンとレブロンがトップ2と言われているなか、マークスはカリーを両者の間に入れるほどの好評価。「カリーには本能がある。私がジョーダンから感じ取ることができたものがね。彼がボールを持てば、いつでもショットが決まってしまうと思えるものなんだ」とベタ褒めしていた。
では、フィッシャーは現在のカリーがどの位置にいると見ているのか。レイカーズで5度の優勝を勝ち取った名脇役は、2000年代を代表するスーパースターたちと同格とみなしていた。
「私は彼をティム・ダンカン(元サンアントニオ・スパーズ)、コビー、シャックと同じカテゴリーに入れる。どこにいようと、成功というのは後からついてくるものさ」
ダンカンはスパーズ、コビーはレイカーズと、それぞれキャリア一筋を貫き、チームを5度の優勝に牽引、シャックはレイカーズで3回、マイアミ・ヒートで1回と計4度の優勝に導いている。
現時点でカリーが彼らと同格というのは、申し分ない賛辞と言っていい。だがカリーのキャリアはまだまだ続いていく。これから先、優勝回数を伸ばすことができれば、さらに上のランクに位置づけられる可能性もあるだろう。
文●秋山裕之(フリーライター)
フィッシャーはキャリア18年のうち、レイカーズで12年半をプレーしたポイントガード。2000~02年にはシャックことシャキール・オニール、同期入団のコビー・ブライアントとともに3連覇を達成した。
その後ゴールデンステイト・ウォリアーズとユタ・ジャズで3シーズンをプレーすると、07-08シーズンからレイカーズへ復帰。08年から再び3年連続でNBAファイナルへ勝ち上がり、コビーやパウ・ガソルらとともに2連覇を成し遂げるなど、リーダーとして大きく貢献した。
185cm・91kgの筋骨隆々な身体を生かしたディフェンスと勝負強い3ポイントで鳴らした男は、昨季ウォリアーズで4度目の優勝を飾り、初のファイナルMVPを手にしたステフィン・カリーについてこのように評していた。
「ステフ・カリーはバスケットボール史において、数少ない選手の1人として自分自身を引き離した。彼はどこにいようと、いつプレーしても、彼のチームは本当に目覚ましい成功を収めてきた」
自他ともに認める史上最高の3ポイントシューターであるカリーは、レギュラーシーズン(3117本)、プレーオフ(561本)、ファイナル(152本)それぞれで歴代最多記録を保持。今後もさらにその記録を伸ばしていくのは間違いない。
コートにいるだけで相手チームの守備陣形を変えてしまうほどの影響力を持つ男について、7月に米放送局『ESPN』のボビー・マークスも最大級の賛辞を送っている。
「私は実際、ステフ・カリーは歴代2位の選手だと見ている。マイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)の次だ。今の私はカリーをレブロン・ジェームズ(レイカーズ)より上にするだろうね」
“史上最高の選手”としてジョーダンとレブロンがトップ2と言われているなか、マークスはカリーを両者の間に入れるほどの好評価。「カリーには本能がある。私がジョーダンから感じ取ることができたものがね。彼がボールを持てば、いつでもショットが決まってしまうと思えるものなんだ」とベタ褒めしていた。
では、フィッシャーは現在のカリーがどの位置にいると見ているのか。レイカーズで5度の優勝を勝ち取った名脇役は、2000年代を代表するスーパースターたちと同格とみなしていた。
「私は彼をティム・ダンカン(元サンアントニオ・スパーズ)、コビー、シャックと同じカテゴリーに入れる。どこにいようと、成功というのは後からついてくるものさ」
ダンカンはスパーズ、コビーはレイカーズと、それぞれキャリア一筋を貫き、チームを5度の優勝に牽引、シャックはレイカーズで3回、マイアミ・ヒートで1回と計4度の優勝に導いている。
現時点でカリーが彼らと同格というのは、申し分ない賛辞と言っていい。だがカリーのキャリアはまだまだ続いていく。これから先、優勝回数を伸ばすことができれば、さらに上のランクに位置づけられる可能性もあるだろう。
文●秋山裕之(フリーライター)
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