昨年夏に大型トレードでラッセル・ウエストブルック、FA(フリーエージェント)でカーメロ・アンソニー、ドワイト・ハワードらオールスター選手を補強し、優勝候補に挙げられていたロサンゼルス・レイカーズ。
しかし、2枚看板のレブロン・ジェームズ&アンソニー・デイビスとウエストブルックの噛み合わせの悪さ、レブロンとデイビスの故障離脱、ケミストリー不足などすべてが悪い方向に進み、チームは33勝49敗(勝率40.2%)と完敗に終わった。
この歴史的惨敗を受け、今夏はベテランとの再契約を見送り、FA市場でトーマス・ブライアント、ロニー・ウォーカー四世、トロイ・ブラウンJr.といった伸びしろのある若手と契約。さらに8月には大黒柱のレブロンと2年9710万ドルの延長契約を締結した。
一方でチームにフィットしなかったウエストブルックはプレーヤーオプションを行使して残留が決まったものの、依然として移籍の噂は絶えない。
ミスが多く、アウトサイドシュートや守備にも難がある33歳のウエストブルック放出は容易ではないが、数少ない交換要員として名前が挙がっているのがブルックリン・ネッツのカイリー・アービングだ。
そんななか、元NBA選手のジェイレン・ローズが米メディア『Fadeaway World』に現在のレイカーズについて言及した。
「(今の)彼らはコンテンダーではない。もしレブロンがもう一度チャンピオンを勝ち取るなら、2人(レブロン、デイビス)以外の選手が実現させるだろう。それはカイリー・アービングだ」
さらにローズはレイカーズが優勝を狙えるチームになるにはアービングが必要と力説。そして以下のように続けた。
「アービングを獲得してAD(デイビス)、レブロンと組ませたら、強力なビッグ3となり、レイカーズはすぐにコンテンダーになる。(ただ)もし彼のような選手を手に入れられなければ、レブロンはレイカーズで再びチャンピオンを勝ち取ることはできないだろう」
オフの早い段階でレイカーズはアービングを狙っていたが、ネッツはウエストブルック獲得を望んでおらず、現在もトレードには至っていない。
アービングはクリーブランド・キャバリアーズ在籍時にレブロンと3シーズン共闘。その間にチームはいずれもファイナルに駒を進め、16年にはチャンピオンに輝いている。
万能性やアスレティック能力はウエストブルックに劣るも、シュート力や判断力はアービングの方が上。30歳のスピードスターは扱いが難しい一面はあるものの実力は確かで、レブロンとの相性の良さもキャブズ時代の経歴を見れば明らかだ。
昨季からロースターの若返りに成功し、ダービン・ハム新ヘッドコーチの下で再スタートを切るレイカーズだが、王者ゴールデンステイト・ウォリアーズやフェニックス・サンズに対抗できるほどの戦力は有していない。
10月18日の2022-23シーズンの開幕まで約2か月。レイカーズはアービングを獲得し再び優勝候補へと浮上できるのか、首脳陣の力量が問われる。
構成●ダンクシュート編集部
しかし、2枚看板のレブロン・ジェームズ&アンソニー・デイビスとウエストブルックの噛み合わせの悪さ、レブロンとデイビスの故障離脱、ケミストリー不足などすべてが悪い方向に進み、チームは33勝49敗(勝率40.2%)と完敗に終わった。
この歴史的惨敗を受け、今夏はベテランとの再契約を見送り、FA市場でトーマス・ブライアント、ロニー・ウォーカー四世、トロイ・ブラウンJr.といった伸びしろのある若手と契約。さらに8月には大黒柱のレブロンと2年9710万ドルの延長契約を締結した。
一方でチームにフィットしなかったウエストブルックはプレーヤーオプションを行使して残留が決まったものの、依然として移籍の噂は絶えない。
ミスが多く、アウトサイドシュートや守備にも難がある33歳のウエストブルック放出は容易ではないが、数少ない交換要員として名前が挙がっているのがブルックリン・ネッツのカイリー・アービングだ。
そんななか、元NBA選手のジェイレン・ローズが米メディア『Fadeaway World』に現在のレイカーズについて言及した。
「(今の)彼らはコンテンダーではない。もしレブロンがもう一度チャンピオンを勝ち取るなら、2人(レブロン、デイビス)以外の選手が実現させるだろう。それはカイリー・アービングだ」
さらにローズはレイカーズが優勝を狙えるチームになるにはアービングが必要と力説。そして以下のように続けた。
「アービングを獲得してAD(デイビス)、レブロンと組ませたら、強力なビッグ3となり、レイカーズはすぐにコンテンダーになる。(ただ)もし彼のような選手を手に入れられなければ、レブロンはレイカーズで再びチャンピオンを勝ち取ることはできないだろう」
オフの早い段階でレイカーズはアービングを狙っていたが、ネッツはウエストブルック獲得を望んでおらず、現在もトレードには至っていない。
アービングはクリーブランド・キャバリアーズ在籍時にレブロンと3シーズン共闘。その間にチームはいずれもファイナルに駒を進め、16年にはチャンピオンに輝いている。
万能性やアスレティック能力はウエストブルックに劣るも、シュート力や判断力はアービングの方が上。30歳のスピードスターは扱いが難しい一面はあるものの実力は確かで、レブロンとの相性の良さもキャブズ時代の経歴を見れば明らかだ。
昨季からロースターの若返りに成功し、ダービン・ハム新ヘッドコーチの下で再スタートを切るレイカーズだが、王者ゴールデンステイト・ウォリアーズやフェニックス・サンズに対抗できるほどの戦力は有していない。
10月18日の2022-23シーズンの開幕まで約2か月。レイカーズはアービングを獲得し再び優勝候補へと浮上できるのか、首脳陣の力量が問われる。
構成●ダンクシュート編集部
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