現地時間8月25日、ロサンゼルス・レイカーズは21歳のスウィングマン、テイレン・ホルトン・タッカーと26歳のフォワード、スタンリー・ジョンソンをユタ・ジャズへ放出。その見返りとしてリーグ屈指のペリメーターディフェンダーであるパトリック・ベバリーを獲得した。
185㎝・82㎏のガードのベバリーは、2009年のドラフト2巡目42位でレイカーズに指名され、直後にマイアミ・ヒートへトレード。しかしヒートではプレーすることなくヨーロッパに渡り、ギリシャとロシアでそれぞれ1年間プレーし、NBAでは12年にヒューストン・ロケッツでデビューした。
1年目は41試合で先発ゼロも、タフなディフェンスと誰が相手でも臆さない熱い闘争心でコーチやチームメイトの信頼を獲得。2年目からスタメンに定着すると、17年にオールディフェンシブ1stチーム、14、20年には2ndチームに選ばれた。昨季はミネソタ・ティンバーウルブズで58試合の出場で平均9.2点、4.1リバウンド、4.6アシスト、1.2スティールをあげ、チームのプレーオフ進出に貢献している。
ホルトン・タッカー、ジョンソンと将来性のある若手2人を放出し、今年7月に34歳を迎えたベバリーを手に入れたトレードについては賛否両論あるが、1999年にサンアントニオ・スパーズで優勝を経験した元選手のアントニオ・ダニエルズはこの動きを称賛している。
ダニエルズは『SiriusXM NBA Radio』に出演した際、ベバリーを加えたレイカーズについて次のように語った。
「パトリック・べバリーとロサンゼルス・レイカーズにとって、これは素晴らしい状況。彼らにとって素晴らしいトレードだ。『ベバリーは得点力がない、フィット感をもたらさない』という意見があることは知っているし、レブロンとアンソニー・デイビスの周囲にはシューターが必要だ。(だが)彼らにほかに必要なものを知っているか? バトリック・ベバリーだ。彼らのロスターにはこのタイプの男が必要だった。これはレイカーズにとってA +のトレードだった」
オールスタークラスの選手ではないものの、昨季ディフェンスに難があったチームにとって守備の名手を加えたことは大きく、OBのマジック・ジョンソンも「パトリック・ベバリーを手に入れたのは素晴らしいこと。レイカーズのプレーオフ進出を助けてくれるだろう!」とベバリー加入を歓迎していた。
2枚看板のレブロンとデイビスの負担を軽減できる人材を手に入れたレイカーズ。しかし、王者ゴールデンステイト・ウォリアーズや21年ファイナリストのフェニックス・サンズに比べるとまだ戦力不足で、チームにフィットしなかったラッセル・ウエストブルックの処遇も宙ぶらりんのままとなっている。
20年以来3年ぶりの王座奪還に向け、名門の“次の一手”に注目だ。
構成●ダンクシュート編集部
185㎝・82㎏のガードのベバリーは、2009年のドラフト2巡目42位でレイカーズに指名され、直後にマイアミ・ヒートへトレード。しかしヒートではプレーすることなくヨーロッパに渡り、ギリシャとロシアでそれぞれ1年間プレーし、NBAでは12年にヒューストン・ロケッツでデビューした。
1年目は41試合で先発ゼロも、タフなディフェンスと誰が相手でも臆さない熱い闘争心でコーチやチームメイトの信頼を獲得。2年目からスタメンに定着すると、17年にオールディフェンシブ1stチーム、14、20年には2ndチームに選ばれた。昨季はミネソタ・ティンバーウルブズで58試合の出場で平均9.2点、4.1リバウンド、4.6アシスト、1.2スティールをあげ、チームのプレーオフ進出に貢献している。
ホルトン・タッカー、ジョンソンと将来性のある若手2人を放出し、今年7月に34歳を迎えたベバリーを手に入れたトレードについては賛否両論あるが、1999年にサンアントニオ・スパーズで優勝を経験した元選手のアントニオ・ダニエルズはこの動きを称賛している。
ダニエルズは『SiriusXM NBA Radio』に出演した際、ベバリーを加えたレイカーズについて次のように語った。
「パトリック・べバリーとロサンゼルス・レイカーズにとって、これは素晴らしい状況。彼らにとって素晴らしいトレードだ。『ベバリーは得点力がない、フィット感をもたらさない』という意見があることは知っているし、レブロンとアンソニー・デイビスの周囲にはシューターが必要だ。(だが)彼らにほかに必要なものを知っているか? バトリック・ベバリーだ。彼らのロスターにはこのタイプの男が必要だった。これはレイカーズにとってA +のトレードだった」
オールスタークラスの選手ではないものの、昨季ディフェンスに難があったチームにとって守備の名手を加えたことは大きく、OBのマジック・ジョンソンも「パトリック・ベバリーを手に入れたのは素晴らしいこと。レイカーズのプレーオフ進出を助けてくれるだろう!」とベバリー加入を歓迎していた。
2枚看板のレブロンとデイビスの負担を軽減できる人材を手に入れたレイカーズ。しかし、王者ゴールデンステイト・ウォリアーズや21年ファイナリストのフェニックス・サンズに比べるとまだ戦力不足で、チームにフィットしなかったラッセル・ウエストブルックの処遇も宙ぶらりんのままとなっている。
20年以来3年ぶりの王座奪還に向け、名門の“次の一手”に注目だ。
構成●ダンクシュート編集部
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