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ウィザーズが今季初の連勝でイースト9位に浮上!八村塁は15得点・2スティールで勝利に貢献

秋山裕之

2019.11.23

八村は前戦に続き15得点をマーク。守備でも好プレーを見せた。(C)Getty Images

 11月22日(日本時間23日)、ワシントン・ウィザーズはホームのキャピタル・ワン・アリーナでシャーロット・ホーネッツを迎え撃った。

「フィルムで見たんですけど、オールラウンドなプレーヤーだと感じました。3ポイントが調子いいと聞いていたので、そこをしっかり守っていきたいと思います」

 試合前、先発パワーフォワードの八村塁は、自身と同じ新人で今日のマッチアップ相手のPJ・ワシントンについてこう口にしていた。ワシントンは今季の3ポイント試投数(平均3.2本)は決して多くないものの、成功率は47.9%でチームトップと、決して侮れない相手だ。

「身体能力が高く、アグレッシブ。思っていた以上にシュートタッチが良い、優れた若手だね。ルイはフィジカル、エナジーたっぷりに対戦しなければいけない。(我々の)期待に応えてくれると思うよ」と、スコット・ブルックスHC(ヘッドコーチ)も八村に期待を寄せていた。
 
 八村は序盤から自身の役割を遂行する。開始1分、左ローポストでワシントンがポジション取りをするなかフィジカルで応戦し、ボールを渡さない好ディフェンスを披露。するとその1分後には、アイザイア・トーマスのパスをリング下で受け取ってパワーレイアップでゴールを奪う。さらに次の攻撃でもブラッドリー・ビールとの連携からレイアップを決めてみせた。

 対するワシントンも、第1クォーター残り8分48秒にゴール下でタフショットを成功。その後はディフェンスでも好プレーを見せ、残り6分45秒にはドライブからボースハンドダンクを狙った八村をブロックするハッスルプレーでチームを盛り立てる。

 残り6分40秒。ウィザーズはホーネッツに5点のリードを許したところでタイムアウトを取ると、八村はその直後の攻撃で得意のプルアップジャンパーを放つもミス。だがこの後に八村はディフェンスで試合の流れを変える。

 マイルズ・ブリッジズ、テリー・ロジアーのパスを2本連続でスティールし、そこからチームは立て続けに速攻で得点。反撃の足掛かりを作ると、その後もヘルプディフェンスでコート上を駆け回り、33-34と1点差で第1クォーターを終えることに貢献した。